No.34 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇 感想 




 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
バンダイナムコゲームス (2012-04-05)
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 第二次Zの後編(完結編)ということで、破界篇より明らかに盛り上がりが多かったです。新規組は後継機の登場、継続組は最強技の解禁と、前作で溜まっていたフラストレーションがようやく解消されましたよ。ただ、これで全てが終わったかというとそういうわけでもなく…続編を匂わせている部分も多いんですよね。

 例えば、スフィア関係。スフィア持ちは全部で12人いるみたいですが、まだ半分くらいしか出てきていません。そして、今回明らかにされた4人の次元将…こいつらなんてまだ1人しか出てきていませんし、バアルとかいう謎の敵の存在も示唆されたまま終了しています。また、「黒の叡智」とか「オリジン・ロー」とか、重要なキーワードもまだあまり掘り下げられていません。

 まあ、上記はスパロボオリジナル要素の話なんですが、個別参戦の作品でいうと、グレンラガンのアンチスパイラス編が完結していなかったり、劇場版ウイング、ダブルオー等の要素が残されていたりします。特に、グレンラガンが途中で終わっているのは相当ガッカリしましたねぇ…天元突破グレンラガンの無双っぷりを非常に楽しみにしていたので、出ないと知った時はマジ凹みましたよ。一応、アークグレンまでは出るのですが、武装扱いだし登場もかなり後半ですからねぇ…
 最近のスパロボはバランスを気にしているところが多く、メチャメチャ弱いってユニットが少ない代わりに、メチャメチャ強いってユニットも減少しているように思います。ユニットの優遇・不遇があれば、それぞれのファンがあまりいい顔しないことを考慮してか、何を使ってもそれなりに戦えるように設定されているんですよね。そういうことから、バランスを崩壊させそうな合体ユニットに関しては、武装として処理されていることが見受けられます(他にはアルティメットグラヴィオン等)

 ゲーム性ですが、前作同様に「連続行動」が強い。敵を倒すともう一度動ける(気力120以上必要)という超便利スキルで、もう全員に付けっちゃっていいくらいです。(むしろ、付けないと厳しい局面も多い)
 で、このスキルを覚えることでMAP兵器持ちが極悪になるんです。今回、広範囲MAP兵器持ちが何人かいるため(ターンA、ウイングゼロ、蜃気楼…等)、こいつらの存在感がヤバイですね。特に、今作はザコ敵の数がかなり多いので、こいつらのお世話になることは間違いないでしょう。

 あと、私は色々スパロボをやってきていますが、今作くらい資金が貯まったのは初めてです。一応言っておきますが、私は資金増やしのバグ技はしていません。また、全滅プレイで稼いだりもしていません。やったのは前作のクリア特典(500000)引継ぎと、せいぜいMAP兵器使用時/ボス撃破時に幸運使うくらいです。なのに、最終話で出撃可能な機体全て(支援機除く)をフル改造することが出来ました。

 リアル・スーパー系に関してのイメージは、リアル>スーパー。最大攻撃力はあまり変わらないのですが、リアルに魂持ちが多いため火力が高いイメージ。で、リアルの方が当然避けてくれるし、リアルの方がMAP兵器持ちが多い。スーパーが勝っている点は、複数パイロットでの精神コマンド要員が多いところだけですね。

 各作品のユニットですが、強いと感じたのはコードギアス、各ガンダム、ボトムズ、アクエリオン。要らないと感じたのは、旧スーパーロボット系です。

 コードギアスは、紅蓮が相変わらず強い強い…と途中までは思っていたのですが、蜃気楼とランスロット・アルビオンがさらに上をいく使い易さ。前作では戦闘要員として使い物にならなかったゼロが普通にステ高いし、何より蜃気楼のMAP兵器が強い。スザクは敵の時ウザクでしたけど(性格的に)、仲間になってからはカレンに代わるエースになりました。精神コマンド(魂:消費40)とエース特典(ギアスの呪縛)がカレンより優秀で、さらに紅蓮には無いMAP兵器もあります。加入はかなり終盤ですが、十分改造の価値はありますよ。
 ガンダム系では、ダブルオーライザーが攻撃力高くて強い。あと、ウイングゼロは移動後MAP兵器があって使い易く、ターンAは月光蝶(MAP兵器)の範囲広くてヤバイ。おまけにこいつ、EN回復(大)とか付くからなぁ…。SEED系は色々補正が付くから、ダメージが予想以上に伸びてビビります。ただし、ダブルエックスは…今作は3ターンもあればMAP終わりかけてることも多いのでいらないなw
 ボトムズは相変わらず死に掛けが強いw アクエリオンはもうエレメントシステムある限り最強でいんじゃね?
 ゴッドシグマ、バルディオス…この辺、もう話も絡んでこないしいらん。鉄人とかダイ・ガードとか、補給や修理も出来てそこそこ戦えるお得なユニットらしいですけど、その辺は支援機の精神コマンドでやるんで中途半端なユニットはいらない。

 シナリオについてですが、コードギアスは全てやりきった印象です。原作通りのシナリオはもちろん、ifルートとしてルルーシュが黒の騎士団から排斥されないシナリオが用意されていました。そちらではシャーリー、ロロが生存しており、ルルーシュが皇帝になることもありません。ちなみに、正規ルートよりifルートの方が難易度高いと聞いており、さらに私は難易度「Hard」でifルートに突入したのですが、1周目でも普通にクリアできました。まあ、難しいといっても所詮スパロボですねw

 他作品との絡みですが、私は主にコードギアス/ガンダムルートを通っていたので、それらの絡みが目に付きました。例えば、ゼロシステムによりゼロ(ルルーシュ)の危険性を感じたヒイロが単身ウイングゼロでゼロ(ルルーシュ)と決闘をした「ゼロVSゼロ」というシナリオ…(最初、このタイトルを見た時はウイングゼロとエピオンが戦うのだろうと思ってましたw)。あと、ゼロ(ルルーシュ)の正体がヒイロにバレて彼を仲間に引き込んだり、ゼロは信じられないと五飛にやたら敵視されていたり、ウイング勢とは良く絡んでいましたね。
 そのウイング勢ですが、ダブルオーとも絡んでいます(特にヒイロと刹那)。こいつらお互いに全然喋らないんですけど、最終的にはもう目と目で通じ合ってるのがワロタ。前作では刹那からヒイロへ電波を飛ばしていましたが、今回はヒイロからも「お前はガンダムだ」とか「お前はガンダムを超えた」とか電波な会話も飛び出しちゃってますw


 総評としましては、やはり色々と中途半端だった前編より大分良かったと思います。ラスボスがまたあいつだったり、倒したと思っていた嘘つきが生きていたりと、一部不満点もありましたが、インサラウム関係の新キャラは結構良かったのでまあ許します。参戦作品に関してはグレンラガン以外は満足なので、こいつの第三次での活躍を期待しています(そういや、作中ではゲッターも伏線があったな…次回こそは天元突破とエンペラー?)



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