No.15 うみねこのなく頃に(Episode 2) 感想 




 うみねこのなく頃に 公式ホームページ

 Episode2…ということで一旦仕切りなおし。ひぐらし同様、シナリオが変わったことでEpisode 1の出来事はリセットされたようです。前回とは形を変え、再び惨劇の日がやってきます。

 ただ、今回は推理を目的としているプレイヤーにとってなかなか極悪な内容でした…
 なんと、渦中の魔女ベアトリーチェが堂々と本編に登場してきたのです。Episode 1では、魔女が本当にいるのかどうかというのが論点になっており、ひたすらその存在がぼかされていたのに、今回は序盤からいきなりの登場ですよ。
 しかも、ただ登場しただけでなく、他の色々な登場人物と絡んでその存在を強くアピールするし、実際に魔法のようなものを使う描写があったりするし、彼女のしもべである人外の化け物なんかが出てきたりもするし…ほんとやりたい放題でした。
 この内容を全て真に受けるのなら、魔女は実在してこの作品はミステリーではなく完全なファンタジーってことになります。まあ、そこには何か仕掛けがあるんでしょうが、もう既に私は推理を諦めてますから…(汗)
 
 とりあえず、今回までで分かったこの作品のルールを説明すると…

・この作品はベアトリーチェと戦人の戦い。
・登場人物という駒が全滅したらそのゲーム(エピソード)は終了で、次のゲーム(エピソード)に移る。
・ゲームオーバーは、戦人が魔女の存在を認めた時。
・戦人が魔女を認めるまで、このゲームは何度でも続いていく。
・クリアの条件は、碑文の謎を解くこと。

 てな感じです。

 これに付け加えて、作中では一次元上の立場から物語を傍観し、執拗に魔女を信じさせようとする真・ベアトリーチェ(物語に出てくるベアトリーチェと区別するため、便宜上そう名付けておきます)と、魔女を否定して別の真相を模索する真・戦人(物語に出てくるry…)という存在がいました。
 この二人がカットインしてくると物語の流れが一旦止まり、その都度出てきた謎についてあーだこーだと議論していきます。ここでは、本編中に語りきれていない細かな条件を補足しつつ、謎に対してどんどん考察を深めていく役割を担っていました。

 真・戦人は、何とかトリックを人間の犯行として証明してみせようとするのですが、真・ベアトリーチェの牙城はなかなか切り崩すことが出来ず、両者の間には激しい言葉の攻防戦が行われます。
 このやりとりが結構面白かったですね。相手のちょっとしたボロを見つけ出し、そこから理論を切り崩していくところは、どう見ても逆転裁判でした。決めポースも思いっきりかぶってましたしw

 ただし、真・戦人の役割は事件が魔女の手によるものではないのを立証するだけであって、真犯人にまで言及するものではありません。そこから先は、また別問題ということで、今は事件が人の手によるものか魔女の手のによるものかということを解明する段階みたいです。
 真犯人を突き詰めていくということは、身内を疑わなければいけないという状況になるので、そこで真・戦人は大きく苦悩していました。

 まあ今回、最初に言ったとおりかなり無茶苦茶な展開をやらかしてくれたので、ベアトリーチェの一方的ゲームで終わってしまいます。戦人も一時は諦めて、魔女の存在を認めて楽になろうとしてしまいますから。私も推理は諦めたクチなので、その気持ちは良く分かりましたね。
 しかし、ここでゲームオーバーになったら話が続かない…戦人は力を振り絞り、この絶望的なゲームをまだ戦うことを決意します。

 これを受けて、次回はひぐらしでもお馴染みの”あの人”が手を貸してくれるみたいですよ(にぱ〜)。そして、彼女に敵対する34がベアトリーチェ側につく…みたいなことが裏お茶会で語られてました。この2人がどう絡んでくるのか楽しみですね。

 ちなみに、今回の被害者ですが、Episode 1とは少し違いが見られました。まあ、最終的には皆死んじゃうことになるのですが、そこに至るまでの死亡順番が変化していました。これによって、前回あっさり死んだ奴が活躍してたり、逆に活躍してた奴が見せ場少な目になってたりしています。
 いわく、生け贄はルーレットの目によってランダムに決まるらしいので、これから先のエピソードでもおそらく死亡順番は変わってくるでしょうね。そうすることで、色んなキャラに活躍の場を与えていくのでしょう。

 あと余談ですが、金蔵が言ってた”6×9が42”って…何?それが人と宇宙の神秘の答えってどういうことなの…?軽く流されてたんで深い意味は無いかもしれないんだけど、何だか気になったんですよね。



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