うたわれるもの 偽りの仮面 Blu-ray BOX 上巻
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キングレコード (2016-03-30)
売り上げランキング: 1,031
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記憶を失い、山を彷徨っていた青年を助けたクオン。彼女は、青年にハクという名を付け、お守り代わりに持っていた鉄扇を授けるのだった。
めっちゃ中途半端に終わっているように見えますが、どうやら原作もここまでで終了のようですね。
最初から、前作も合わせて全3部作構成だったみたいで、次作で完結のようです。
ただ、前作は人気が出たので後から続編が決定したのでしょう…1つの作品として1本だけでも完成していました。それに対し、最初から続編ありきで中継ぎ的なシナリオの今作…どちらがクオリティが高かったかは明確でした。
アニメにしても、同じ2クールという尺の中で、前作と今作では大きく密度が違っていました。
どんどんスケールの大きな戦いへと発展していき、視聴者を引き込んでいった前作。それに対し、無駄な日常話ばかりに尺を使って、最後の方でようやくちょこっと話が動いた今作。正直、うたわれファンはがっかりの出来だと思います。
あと、戦いが少ないのに、主人公が強くなってるのに違和感が…。
元々知将タイプであって、武の方はイマイチだった主人公が、特に実戦経験を得ないうちに強くなっていることに、凄く疑問を覚えました。多分、原作の方ではなんやかんやで戦闘パートになって、それなりにレベルが上がっていったのかもしれませんが、こちらでは大した戦闘経験がないままで、オシュトルと良い感じの打ち合いをしてたので、何故？と思ってしまいました。
それと、今作のオチもねえ…。
最初、次作があると知らなかった私は、今回のラストの展開はてっきり1クール終了くらいでもってくるのかと思っていました。“そういう展開”になることは何となく察しがついていたので、いつ来るんだろう？とずっと待ってたのですが、まさかラストでようやくとは…。ある意味、バレバレの展開だったのに、それをラストまで引っ張っていってご大層にやられたところで、ようやくか…という思いの方が強く、いまいち盛り上がれませんでした。私はその後の展開が見たかったんだって！
ラストの話ついでに、最後まで見た人しか分からないと思いますが、最後のクオン（ヒロイン）の涙はどういう意味だったのでしょうか…
ただ単純に、彼の死を想って涙したのか…それとも、彼の思惑を全て理解した上での涙だったのか…。だって、クオンなら全てに気付いてもおかしくないと思いますしねぇ。
どちらの意味合いだったかで、今後の展開にも影響してきそうな気がしますので、そこがちょっと気になりました。
ちなみに、軽くネタバレ感もありますが、次作のサブタイトルは「二人の白皇」だそうです。
今作では、成長した前作キャラが何人か出てきていましたが、あくまで顔見せ程度。次作では、前作キャラと今作キャラがガッツリ絡み、二人のハクオロ…つまり、あの人とあの人が対立しちゃったりする展開になるんでしょうかね？まあ、今後に期待は持てる終わり方ではありますなｗ