うさぎドロップ
2011年 全11話


評価 80点

作品解説

 うさぎドロップ 【初回限定生産版】 Blu-ray 第1巻
東宝 (2011-10-28)
売り上げランキング: 96

祖父の訃報で訪れた家で、河地大吉は鹿賀りんという少女に出会う。望まれぬ子であったりんを施設に入れようと言う親族の意見に反発した大吉は、彼女を自分が引き取り育てることを決意するのだった。


一介のサラリーマンが、ある日子供を引き取ることになるという子育てアニメ。当然、父親になる準備や心構えも無いままの状態でのスタートなので、ぎこちない感じで二人の共同生活は始まります。
もし、自分が同じような環境にいたとしたら、まず子供を引き取るなんて考えないでしょうねぇ。突然、自分よりも子供を優先させた生活に変わるわけですから、相当な負担が掛かってくるのは安易に予想されます。親戚一同が、誰もりんを引き取りたがらなかった心情というのも分かる部分がありますよ。
しかし、このアニメの主人公の大吉は超かっこいいんだよな。見た目は何かズボラっぽくやる気なさげ(笑)に見えるんですが、りんのために動いた彼の心意気にはグッとくるものがあって、ぶっちゃけ初っ端(1話)から涙腺緩ませてもらいましたw 現代の30歳ってまだまだ精神的に幼い奴も多いので、なかなかああいうこと言えないぞ。
まあ、基本はそのような大吉とりんの心温まるようなエピソードが中心として描かれており、概ね満足することができました。ただ、一部不快に感じた部分もあります…りんちゃんの母親関係の話ですね。自分が母親になる資格が無いようなこといって子育て放棄って…どんなクズだよ!こいつの言動には相当イライラさせられましたね。まあ、こういうクズがいるからこそ、大吉のかっこよさがさらに光るわけなんですけど。
とりあえず、これを見てると子育てって大変だな〜と感じると共に、それに見合うだけの恩恵もあるんだなって感じました。子供の可愛らしさというのは、まさに天使のそれですね。それだけで癒される!私も大吉と共にりんちゃんの成長を温かく見守っていきたいという心情になりました。…つか、りんちゃんだから可愛いってのがかなり大きいかもしれませんが(子供は基本、もっと生意気なものだと思われ…www)
終わり方はそれなりにまとめていますが、まだ原作では続きがあるというので2期も期待したいですね。ただ、この後はりんちゃんも成長し、最早子育てアニメではなくなるみたいですけど…(汗)



主な登場人物と名言(?)

・河地 大吉 「俺んちくるか?」
 30歳で独身というやたら哀愁感漂う主人公。育児という未知の世界に足を踏み入れて最初は困惑しますが、りんとも徐々に心を通わせていき、父親?として成長していきます。まあ、自身にもりんの方にも父親という意識はほとんど無いみたいなので、大吉の場合は保護者という表現の方がいいんでしょうね。そこんとこ微妙な間柄になっていますが、それが今後(もしあれば)に伏線として繋がっていくのでしょうか?

・鹿賀 りん 「大吉は大吉でいい」
 6歳の女の子。りんちゃん可愛いよりんちゃんw いや〜良くできた子です。言う事を聞かなかったり、我がまま言って大吉を困らせたり、そういうことがまったく無いですからね。まあ、子供にしては頭が良くてしっかりしすぎているので、さすがに現実的にはこんな子いるはずないと思いますが、2次元なんで良しとします!(私の名言キタw)

・二谷 コウキ 「ダイキチ〜」
 りんの友達。この年頃の男の子らしく、言う事をあまり聞かないやんちゃものです。ただ、りんを守ろうとするところがあったり、男らしい面も持ち合わせています。父親がいないせいかダイキチにやたら懐いてますね。

・二谷 ゆかり 「子供との時間も自分の時間なので…大事な」
 コウキの母親。離婚しているため、女手一つで子供を育てています。美人で優しく気が利いて、大吉も彼女のことを少し意識しているようなところがあります。元旦那はこの人の何処が気に食わなかったんだ?

・吉井 正子 「どうせ、あたし駄目人間だもん」
 りんの母親。自分で言ってるようにどうしようもない駄目人間ですね。初めは、どういう止むを得ない理由でりんちゃんを手放したのかと考えていましたが、事実は考え得る中で最悪のもの…同情も救いようもまったく無いものでしたね。こういう母親は社会から抹消しろ!



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