おねがい☆ツインズ
2003年 全12話+1話


評価 60点

作品解説

 おねがい☆ツインズ Blu-ray Box Complete Edition (初回限定生産)
バンダイビジュアル (2012-03-23)
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プログラマーの仕事をしながら、一人暮らしをしている高校生・神城麻郁。そんな麻郁の下に、彼と双子だと名乗る少女が”二人”現れるのだった。


おねがいシリーズ第2弾。舞台はティーチャー終了から1年後で、前作で登場したキャラなんかも出てきます。
今回のコンセプトは双子。二人の女の子のうち、どちらかが肉親でどちらかが他人…この設定を最初に目の当たりにした時、おそらく皆さん突っ込んだはずです。DNA鑑定をしろ!とw
まあ、そんなことすれば身も蓋もなく終わっちゃうんで、そこに触れるのはある種のタブーになってるわけです。作中でも何だかんだと理由をつけて、それだけは避けていましたね。この作品は、そんな不安定な状況の下で強引に最後まで引っ張っていきました。まあ、その不安定さがある意味見所にもなっているわけですが…
ストーリー的には、前作のティーチャーが色々と特殊な設定を取り入れていたのに対し、こちらは少々平凡になっている印象です。若干独自のスパイスも効かせてはいますが、基本的な組み立ては三角関係ものとして手堅い作りでしたね。
むしろ今回は、ストーリーよりもエロに力を入れている感じがしました。スク水、体操服としっかりツボを押さえたシチュが用意され、さらに毎回のようにお風呂シーンがあってヒロイン達の裸が出てきます。けど、これらは何処かあざとさが感じられて、個人的にはあまり好ましい演出には思えませんでした。
そして終盤の展開ですが、設定を引っ張った割には意外と普通の終わり方でしたね。何かどんでん返しでもあるのかと思いきや、唐突に真相が分かって無難に収束した…みたいな。まあ、真実を曖昧に濁さなかったのはよかったのですが、いまいちインパクトには欠けたような気もします。ぶっちゃけ、想像してたとおりの結末だったんで…(汗)
あと、この作品はキャラがあんまり好きになれませんでした。主人公の麻郁くんは家族思いのとってもいい奴で好印象なんですが、それに対して肝心のヒロイン連中がねえ…。メインである二人は何だか身勝手な行動ばかりが目に付くし、椿は少々ビッチ的要素を持ってるし…。話自体は決して悪いわけではないのですが、この手の作品でヒロイン連中が好きになれないというのはかなり痛手になりましたね。
ちなみに、こちらもおまけの第13話はお下品ですw



主な登場人物と名言(?)

・神城 麻郁(かみしろ まいく) 「俺は…見捨てねえぞ。絶対に」
 ぶっきらぼうで人付き合いが苦手のようですが、その内には家族というものに対する強い想いも持っています。この歳で自活していて、学校に行きながらプログラムの仕事もこなすというまさにナイスガイ!かなり好印象の主人公でしたね。ギャルゲによくある軟弱主人公がモテモテとかいうのはあまり好きではありませんが、こいつがモテモテという設定なら全然許せる。

・宮藤 深衣奈(みやふじ みいな) 「私はあなたと血の繋がりを持つ者です」
 麻郁の肉親候補(その1)。明るく元気な性格で、思ったことはすぐに行動に移すタイプに見えます。過去に何か辛い出来事があったようで、昔のことはあまり語りたくない様子。ちなみに、麻郁と目の色が一緒なことが肉親である一つの根拠みたいですが、髪の色はまったく違うという罠…(汗)

・小野寺 樺恋(おのでら かれん) 「にゅううううう…」
 麻郁の肉親候補(その2)。こちらはおしとやかで恥ずかしがりやという印象で、ショックなことがあるとすぐに失神してしまいます。ちなみに、麻郁と目の色が…(ry 例え目の色が同じでも、髪の色があれだけかけ離れているんだから、常識からすれば肉親だと思うのは無理があるでしょうにw

・織部 椿(おりべ つばき) 「あの子達…恋をしてるわ」
 生徒会副会長であるナイスバディな先輩。麻郁くんにモーションかけてます。しかし、こいつは…

・島崎 康生(しまざき こうせい) 「僕、濡れてきちゃった」
 バイ(笑)。麻郁くんのことを狙っていて、しきりにちょっかいかけています。ただ、周りの女子は美少年同士のBLっつーことで、結構盛り上がってました。こんなのだけが友達とは、麻郁くんの交友関係の狭さが顕著に現れてますね。

・森野 苺 「ふ・ふ・ふ…」
 苺ちゃん、前作から凄い性格が変わってるよ…物凄く黒い!今回の彼女は生徒会長になっているのですが、こんなのが上にいたら嫌ですね〜。趣味は隠し撮りで、おそらく相手の弱みを握るためにそれを活用していることでしょう。2年の間に一体何があったのか…それとも、これが彼女の本性ってことなんでしょうかね?

・風見 みずほ 「私だって色々あるわよ」
 前作のヒロイン・みずほ先生も、麻郁達に対するアドバイス役としてちょこちょこ出てきてました。ただ、旦那の桂くんが超ちょい役…てか、まったくセリフがないw 彼はOVAの13話でようやく喋ってくれました。



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