妖しのセレス
2000年 全24話


評価 55点

作品解説


16歳の誕生日、本家に呼び出された御影妖は、一族の災いになるという「天女」の力を強く引き継いでいることが発覚したため、命を狙われることになるのだった。


ふしぎ遊戯の作者が原作のアニメ。愛憎劇という点は同じですが、こちらはさらに雰囲気が陰気になっているように感じます。グロいし鬱だしエロいし…ヤバイねこれw
とりあえず、中身はどこか唐突で説明不足な展開が多くて、いまいち話にのめり込んでいくことが出来ませんでした。まるで、キングクリムゾン(時間すっ飛ばし)に掛かったかのように途中の描写が飛んだ超展開が目に付き、いくつか付いていけねえ…と思ったところもありました(汗)
盛り上がりの面でもふしぎ遊戯には大分劣っている印象で、あっちの方がアニメとしてずっと面白かったですね。まあ、妖は美朱ほどお馬鹿ではないので、向こうほどイライラせずに見られましたが…(それでも若干のイライラはありw)
そして、こちらも頭を抱えたくなるような少女漫画的シチュエーションが多いです。はっきり言って、キスまでの道のりが早すぎる!知り合って間もないうちから、強引に唇奪われまくりですよ。現実にこんなことやったら、間違いなく訴えられますって(汗)。しかも、大した描写も無いうちから皆して恋に落ちてるし…いつの間に惚れたの?って疑問に思いましたね。これらはちょっとげんなりきたかな。
私は原作も大分前に読んだことあるのですが、そちらはもっと面白かったような気がします。まあ、何処がどう違うとか細かくは覚えていないのですが、とりあえずはしょりすぎでしょうね…アニメはかなり無理のある展開に見えましたから。
あと、終盤のバトル展開がやっぱりドラゴンボール化しているのはご愛嬌ってことでw この作者、少女漫画に似合わない超人バトルが好きだな〜



主な登場人物と名言(?)

・御景 妖(みかげ あや) 「私が…天女?」
 普通の女子高生でしたが、セレスという天女の生まれ変わりであることが発覚してから命を狙われるようになります。さらに、父親死亡…母親意識不明…兄発狂と、なかなかハードな状況へと叩き落されてますね。とりあえず、色んな奴に唇奪われてたなあ…(汗)

・セレス 「人間の真実を見せて
 妖の中に目覚めた天女の人格。かつての御景の始祖に羽衣を奪われ、無理やり子を産まされたことで一族を恨んでいます。人間には無い強い力を持っており、一族を…始祖の生まれ変わりである明を殺そうとしています。怖いキャラかと思いきや、子供に対しては優しい面を見せることも。

・御景 明(みかげ あき) 「もし、俺が壊れたときは…お前の手で、殺してくれ」
 妖の双子の兄。妖が天女に目覚めるのと同時に、彼も御景一族の始祖の力に目覚めます。しかし、それは彼を内側から蝕んでいき、徐々に明としての意識を乗っ取っていきました。始祖はセレスのストーカーwなので、必然的にこいつも妖に迫っていくことになります。近親相姦ダメ〜!

・十夜(とおや) 「過去より、お前を選ぶ」
 記憶喪失のイケメンw 自分の記憶を取り戻すため、御景に協力して妖を追っています。しかし、何故か彼女のことを愛するようになり、組織から抜けることを選ぶのでした。こいつの正体については終盤まで謎のままです。つか、終盤での登場シーンを見て「なんじゃそれ〜!」って突っ込みたくなりました。

・梧 雄飛(あおぎり ゆうひ) 「だったら暖めてくれ!」
 この作品での報われない男。妖のことが好きになりますが、彼女は最初っから十夜ラヴなので望み薄です。けど、妖とは何度かH寸前までいってるんですよね(汗)。こいつにもうちょい強引さがあれば、妖とよろしくやれたと思うのに…(オイ!

・梧 納涼(あおぎり すずみ) 「このウチで私に逆らうことは許しません!」
 雄飛の義姉。追われている妖をかくまい、自分の家に住まわせます。気丈でしっかりした人に見えますが、その裏には悲しい過去も…。ちなみに、この人も天女の血を引いていて、少しだけ能力を使うことも出来ます。

・小田 玖(おだ きゅう) 「赤ちゃんは男の子がいいな〜」
 オバQそっくりの梧家のお手伝いさん。この作品では車に乗る機会が結構多かったので、何気にこの人出番がありましたね(運転手としてw)。家政婦は見た!のように、衝撃的シーンを目撃することもありました。

・御景 各臣(みかげ かがみ) 「色々、試させてもらう」
 御景一族の実質的指導者。幼い時から天女に強い憧れを持ち、天女に関連したC-計画というものを完成させようとしています。そのため、妖やその他の天女の血を引く者達を集めていました。



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