異世界の聖機師物語
2009年 全13話


評価 60点

作品解説

 異世界の聖機師物語 BD-BOX [Blu-ray]
バップ (2011-05-18)
売り上げランキング: 110

争いが絶たない「ジェミナー」と呼ばれる異世界に召還された15歳の少年・柾木剣士は、聖機人に乗せられて異世界の紛争に巻き込まれいく。


これも天地無用シリーズに入れていいのかな?一応、主人公は天地くんの異母兄弟という設定なので繋がりはあります。ただ、本家シリーズを知らなくても視聴にはそれほど不都合はありません(知ってれば、ニヤリと出来る場面が若干ある程度)
ジャンルはロボット(もどき?)+ファンタジー。1話を見た時点では、世界観的になんとなくダンバインを思い出しましたね。異世界から聖機師である主人公を召還とか、主人公が最初は敵側でロボットに乗って襲ってくるとか、それっぽいところが目に付きました。このシリーズにしてはシリアス展開で、初っ端からバトリまくり。これには、おや?と思わされたのと同時に期待感が持てましたよ。
ただ、それも最初の1話だけ…2話からは学園ハーレムものに早変わりしちゃいました。結局、このシリーズはこういう路線かよ(笑)。まあ、下手にシリアスを続けられても、シリーズファンは違和感を覚えちゃいますからねえ。
ということで、せっかくロボットものとして面白そうな雰囲気を感じたのに、肝心のロボットはすっかりお役御免…いつになったら再登場するんだろうと待ち望んでいました。で、再びロボットものとして話が動き出すのが第8話。1話が45分くらいあってTVアニメ2話分くらいのボリュームなので、実質16話目になってようやくのことでした(汗)
けどまあ、ロボットが出てきて戦いが始まっても、実際はそんなシリアスにもならなかったですけどね。同系列作品であるデュアル!みたく、何処かお軽い調子が拭いきれないライトな展開というか…まあ、基本はハーレムですからw
しかも、とる理由で主人公とライバルキャラが思う存分戦えていないから、後半いまいち盛り上がりが薄く感じました。戦闘時のBGMもいまいちでテンション上がらないし…これならぶっちゃけ、学園どんちゃん騒ぎしてた方が面白かったかもしれませんね。
ラストは一応、敵との決着こそ付けたものの、一部含みを持たせたまま終了しました。世界観とか奥が深そうな設定の割には案外薄っぺらい表面しか描かれていないし、何か2期ありげな雰囲気も感じましたがどうなるんでしょうね〜?(DVD・BDの売り上げ次第か?w)



主な登場人物と名言(?)

・柾木 剣士 「絶対、帰るんだ!」
 地球からジェミナーヘ召喚された少年。さすがにあの家系の血筋で、周りの人達(家族)があのとんでも連中だけあって、最初から無敵キャラですよ。一旦戦いが始まれば無双が始まりますw おまけに、家事や雑務も万能で付け入る隙なし!最近の主人公は何かしら欠点があり、それを徐々に克服していくという成長型が多いだけに、ここまで弱点の無いキャラはある意味で新鮮に見えましたね。ラストではシリーズお馴染みの光鷹…おっと、ネタバレ厳禁厳禁とw

・ラシャラ・アース二十八世 「その気があるのならば、付いてくるがよい」 
 シトレイユ皇国の皇女…といってもまだ12歳で学院にも通っています。しかし、自分を暗殺しにきた剣士を部下にしてしまうなど器の大きさを示しており、為政者として必要な度量も兼ね揃えているように見えます。ちなみに、かなりの守銭奴であって何かと金儲けを企てていましたね。

・キャイア・フラン 「男の聖機師に恋愛感情持っても意味無いのよ」
 ラシャラの護衛として仕える女性聖機師。剣士のお目付け役でもあり、彼にとっては怖いお姉さんw メインヒロインの一人だと思うのですが、どうも立ち位置がはっきりしてないせいで中途半端なんですよね。戦闘要員…にしては1話以降大して活躍してないし、剣士のハーレム要員…でもない。う〜ん微妙だ(汗)

・メザイア・フラン 「何が基本で何が応用で何がアブノーマルなのか分からないじゃない」
 キャイアの姉で学院では教師を勤めています。年下の可愛い剣士ちゃんのことが気に入って、大人の色気で彼に迫ってイケナイことを色々教えようとしていましたw けどまあ、大人の色気もいいんですが、自分としては“あちらの姿”の方が断然好きなんだよな〜。

・ワウアンリー・シュメ 「ポイント高いわよね〜」
 結界工房と呼ばれる技術者集団に属する聖機工。火薬を使った武器や蒸気動力炉を搭載したメカの開発を行っています。また、自らも聖機師として戦いに参加していました。

・アウラ・シュリフォン 「私、もうお嫁にいけない」
 シュリフォン王国王女。ダークエルフであり、聖機人に乗ることである特殊な能力を発動させることができます(使われたのは1話くらいですけど…)。また、ダークエルフの特質として、朝はアレなことになるようですね。剣士のことが気に入っており、ハーレム要員の一人として数えておきましょう。

・ユキネ・メア 「剣士になら…いい」
 ハヴォニワ国王女・マリアに仕える女性聖機師。寡黙で冷徹な印象ですが、恥ずかしがりやで自分の感情を上手く表現できないだけです。剣士に惚れているハーレムの一員ですが、ここは敢えて言わせてもらいましょう…ユキネは俺の嫁www

・ドール 「それが運命なの…」
 ババルン軍最強の聖機師。黒い聖機人を駆り、剣士達の前に現れます。その正体については一切不明。

・ダグマイア・メスト 「私は他の男とは違う…それを証明したいのだ」
 シトレイユ皇国宰相ババルンの息子でめずらしい男性聖機師。学園内で理想を説き、己の賛同者(仲間)を増やしていってます。剣士には敵対心を抱いており、何度も彼の前に立ちはだかりますが、その度に返り討ちに…w ただし、今作のラストで意味深な映像がありましたので、続編があればこいつの大活躍は間違いなし!…続編があれば、ですけど(汗)



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