悪魔のリドル
2014年 全12話


評価 55点

作品解説


ミョウジョウ学園に存在する特別なクラス・10年黒組。13人の女子高生が属するそのクラスは、たった1人のターゲットである少女と、彼女を狙う12人の暗殺者で構成されていた。



12人の暗殺者の中の1人が、ターゲットである少女を守ると誓い、彼女と協力しながら残りの暗殺者と戦っていくお話。
暗殺者は見事ターゲットを殺すことができれば何でも好きな報酬を貰うことができ、敗北すれば学園から去ってCDデビューするという設定になっています。

1クールの尺の中で敵が11人いるわけですから、基本的には1話1殺ペースで進んでいきます。
なので、キャラによっては印象薄い奴がいますね〜。つか、印象に残ってる奴の方が少ないかな?このレビューを書いている時点でオンエア終了から3ヶ月くらい経っていますが、敵キャラで覚えているのは、ニオと伊助様くらい。あとは名前と顔がもう一致しませんw

まあ、設定だけ聞くとちょっと面白そうだったんですが、実際の中身はいまいちでしたね。

敵はただ順番に襲ってきて兎角&晴が撃退するだけなので、もうちょっと深みが欲しかったです。
つか、これって単純な早い者勝ちなのに、敵暗殺者が皆のんびりしているのに違和感を覚えました。茶番のような学生生活をダラダラ続けているし、誰かが暗殺に動き出しても静観するだけで、兎角以外は誰も阻止しようとしない。ターゲットを先に殺されたら負けってことを皆認識しているんでしょうか?本来なら、もっと大人数入り乱れてのバトルロイヤルになってもおかしくないところですよ。

あと、ターゲットが序盤であっさり判明するのもなぁ…。お姫様とそれを守るナイトという構図を序盤から作りたかったのでしょうが、誰がターゲットか分からないという状況の中でのバトルロイヤルというのも、それはそれで面白かったかもしれません。

結論、それなりに面白くなりそうな設定でありながら、最も無難なシナリオが展開されたかな〜?という印象です。
百合推しは別にいいんですが、肝心のデスゲームとしての面白さをもっと追求してほしかったかなぁ。



主な登場人物と名言(?)

・東 兎角(あずま とかく) 「お前は私が守る」
 暗殺者の名家の跡取りとして生まれた少女。戦闘技能は一流ですが、彼女自身は実際に殺人を行ったことがなく、そこで他の暗殺者との明確な差を感じられる部分もあります。ここぞという時に脆い部分も見せるので、守るべき対象である晴の方が肝が据わっていて強く見えるなんてことも…w

・一ノ瀬 晴(いちのせ はる) 「晴は、必ず卒業しますよ」
 黒組の暗殺対象の少女。皆が自分の命を狙っていると知りながらも、黒組での学生生活をなんとか楽しもうとしています。幼い頃より命を狙われ続けていたため、それなりの修羅場をくぐっていますが、普段はそれを感じさせないような明るさを持っています。彼女の生き残るための生存能力は異能生存体レベルですねw

・走り 鳰(はしり にお) 「10年黒組の皆さん、業務連絡です」
 黒組に属する暗殺者の一人。ただし、他のクラスメイト達とは少々立ち位置が異なり、元々学園側の人間で晴の暗殺を取り仕切る「裁定者」として動いています。表の顔は、人懐っこく誰とでも親しげに話していますが、逆にその態度が不信感を増幅させていますね。意地悪そうな笑顔がステキw

・犬飼 伊介(いぬかい いすけ) 「伊助様って呼んでよ」
 男みたいな名前ですけど、れっきとした女の子(しかも登場人物の中では一番グラマー)。私も伊助様と呼びたひw



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