乙女はお姉さまに恋してる
2006年 全12話+1話


評価 75点

作品解説


財閥の御曹司である宮小路瑞穂は、祖父の残した遺言によって無理矢理女子高に編入させられてしまう。女顔である彼は、幼馴染のまりやに女装をさせられて、女としてその女学院に通うことになるのだった。


百合百合作品〜
…ではありません。主人公は女装した男なので、見た目に反して健全(…とは言えないか?)な作品です。似たような雰囲気ながら、この点がマリみてストパニといった作品との最大の違いですね。そう、これは一見百合に見せかけてはいるものの、その実はハーレム系寄りの作品なんですから!(まあ、元がギャルゲーですからねぇ)
つーわけで、百合系作品に抵抗を感じる人でも見やすいものになっているかな?見た目はともかく、一応主人公の性別が戸籍上男に分類されているわけですから、どんなに女同士のイチャイチャに見えたとしても、それはあくまで百合っぽいってことで一件落着です。(けど、主人公が男だという事実を忘れていることもしばしば…)
あと、ギャグ要素も結構強かったので、こういう所も受け入れ易い空気を作るのに一役買っていると思いますね。(つか、毎回のアイキャッチがなかなか面白い。特に4話のがウケたw)
普通、モテモテ主人公のハーレム系といえば、個人的には何処か癪に障るものがあるんですけど、これは主人公が特殊な立ち位置にいるから、そういったものがほとんど感じられませんでした。むしろ、瑞穂はかなり魅力的であって、ヒロイン連中以上に好感を持ててしまうほどです。それに、話もなかなかいい感じであって、全体的にとても楽しく見れた作品でした。
ただ、物語自体はキチンとした結末を迎えてはいません。この手の作品の最大の問題部(誰ENDで終わるのか?というところ)が投げっぱなしで終了しています。故に、まだ続けられる余地も残っているので、続編が製作されるのを期待ですね。
とりあえず、貴子さんをもっと見たい!そう…私にはまだまだ貴子さん分が足りてません。DVD特典の第13話「ツンデレラ」では彼女が主役でしたが、デフォルメ絵が基本だったんでいまいち物足りんのだ!(彼女のお色気シーンについては、スタッフの粋な計らいに拍手を贈りたいですけどw)



主な登場人物と名言(?)

・宮小路 瑞穂 「これが…僕?」
 ある意味、ヒロイン(笑)である女装主人公。容姿端麗にして成績優秀、女生徒達からは一躍憧れの的になっちゃいます。まあ、普段は頼りなさげに見えますが、いざという時はバシっと男らしく(?)決めてくれるんですよね。つーか、たまに女にしか見えないときがあるんですけど…。水着のシーンで明らかに胸があるんだけど、これは一体どういう謎技術を使ってんだ?

・十条 紫苑 「なんだか、クセになってしまいそう…」
 物腰の柔らかなお嬢様系少女…に見えますが、なかなか食えない御仁ですね。かなり鋭い面も持っていて、瑞穂の女装をいち早く見抜きました。それ以降は、瑞穂の友人として彼に色々アドバイスなんかもしてくれます。ただ、物語後半はまりやと貴子に完全に食われてしまい、いまいち見せ場がなかったのが残念です。ちなみに彼女、女の子の日は重い方だと自分で告白してました…w

・御門 まりや 「私に身を委ねて…」
 瑞穂の幼馴染。彼の秘密を初めから知る者であり、立派なレディへするためにビシバシと調教していきます。しかし、後半になると徐々に瑞穂への想いに気付いていき、乙女な部分も垣間見せてくれるようになります。

・厳島 貴子 「責任…取っていただかないと」
 真面目でちょっとキツめの生徒会長。つか、ほんっっっっっっっといいツンデレです!ちょっと後半のデレ具合がオーバー気味にも見えますが、むしろそれでいい…いや、それがいいんです!ツンデレなんぞデレてなんぼのもんだ。デレる時はとことんデレろ!そういう意味では、彼女の破壊力はバツグンでしたね。このシナリオ…この終わり方だと、彼女がヒロインみたいな印象を受けましたよ。ともかく、続編でもっと貴子さんに萌えたい〜!!スタッフさん、お願いします。バレンタインのエピソードをどうかアニメで…

・周防院 奏 「私ってやっぱり駄目な子なのですよ〜」
 瑞穂のお世話係である下級生。頭につけた大きなリボンは、とっても凄い役割があるんだとEDで証明してくれました(笑)

・上岡 由佳里 「ああん、お姉さま〜もっとぉ〜」
 まりやのお世話係である下級生。甘えん坊さんです…一家に一人ほしいです(爆)

・高島 一子 「お姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまぁ…っ!」
 瑞穂の部屋に封じられていた女の子の幽霊。興奮した時のマシンガントークがナイスです。かつて大好きだったお姉さまとそっくりな瑞穂に対し、体全身でラヴを表現してます。このかつてのお姉さまというのが実は…!?



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