イノセンス
2004年 劇場版


評価 60点

作品解説

イノセンス (Blu-ray Disc)
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
発売日:2006-12-06

草薙素子がいなくなって3年後、少女型の愛玩用アンドロイドが原因不明の暴走をおこし、所有者を惨殺するという事件が発生した。公安9課のメンバーであるバトーは、新しい相棒のトグサとともに捜査に向かう。


GHOST IN THE SHELLの続編ということで、こちらも難解作品です。しかし、この作品に関しては難しいというよりつまらない…これに尽きると思いますね。基本的に私は攻殻好きなんですけど、このイノセンスだけはどうにも受け入れ難いです。
この作品、視聴者を引き込もうとする試み、理解してもらおうとする意思がまったく感じられません。やたら、何処かの名言らしき言葉をセリフに引用しているのですが、ハッキリ言ってだから何?って感じです。こっちとしてもまるで楽しめないし、理解しようという気も起こらないんですよね。
正直、この作品を最後まで見てるのは結構辛いです。いつも途中で眠くなってしまい、これに何とか耐えながらの視聴になってしまいます(眠気のピークは、中盤の美しい映像を無駄にたれ流してるだけのシーン〜ループのところ)。お客さんにわざわざ見てもらってるんだから、こんな退屈な状況を作り出してちゃ駄目でしょ。
内容に関しては特に語ることは無いです。大まかなところを言えば、人間と人形の違いというのが取り立たされていますが、表面上のストーリーなんて大して意味を持っていません。各々がこの作品を視聴してみて、その奥に込められた何かを感じ取ることが出来ればそれでいいのです。あくまで、出来れば…の話ですけど(汗)
ただ、映像面のクオリティだけはさすがで、この時点では他の作品のそれを圧倒する出来になっています。一応、そこんところで加点しておきました。これだけは見る価値があるでしょうからね。



主な登場人物と名言(?)

・バトー 「囁くのさ…俺のゴーストが」
 ついにゴーストが囁き始めましたか…その域に達したのならば、バトーさんも大好きな少佐の仲間入りです。それとも、彼女の真似をしてそう言ってみただけなんですかねぇ?とりあえず、今回の物語はこいつが飼ってる犬に癒された。

・トグサ 「少佐に比べりゃ、不足かも知れんが」
 少佐の代わりに、バトーとコンビを組んで事件の真相に迫ります。けど、少佐と比べるとやはり至らない部分もあるよう…本人も気にしてるみたいですね。

・荒巻 大輔 「シーザーを理解するために、シーザーである必要は無い」
 TV版と比べ、いまいち見た目に威厳が無いような気がするのは、やっぱ髪にボリュームが無いからなんだろうか…?(笑)

・草薙 素子 「あなたがネットにアクセスする時、私は必ずあなたの傍に居る」
 バトーの守護天使(笑)。前作で広大なネットの海へと消えて行ってしまったので、今回最初からは出てきません。後半で多少出てくるくらいですかね。しかも、いつものかっこいいお姿(成人女性風の)は見せてくれないのですよ。



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