イナズマイレブン
2008年 全127話


評価 70点

作品解説

 イナズマイレブン DVD-BOX1 「フットボールフロンティア編」 <期間限定生産>
ジェネオン・ユニバーサル (2012-07-04)
売り上げランキング: 60

弱小チームの雷門中サッカー部は7人しか部員がいないため、キャプテンの円堂守を除き、練習をサボリ気味であった。そんなある日、全国大会40年連覇の強豪・帝国学園サッカー部が練習試合を申請してきて、この試合に勝てなければサッカー部は廃部となることが決定してしまうのだった。


これぞまさに超次元サッカー!古くはキャプテン翼なんかもとんでもサッカーをやってましたが、これはそれを超えるとんでもっぷりですねw
まず、この作品は必殺技ありきのサッカーです。自分の必殺技が相手の必殺技を上回っていたら得点が入る(得点を食い止める)…それが全てなんです!ある意味、単純明快ですね。だから、パワーアップ=必殺技の習得であり、相手の必殺技を上回る必殺技を身に付けた時点で勝ちが確定します。けどまあ、そう簡単に必殺技を身に付けたら面白くないので、大抵練習中に少しコツを掴んで、試合中に完成させるって流れですね。
また、必殺技はどんどん進化していきます。前半〜中盤はそれはまあ色々な新必殺技が出てきましたが、100話以上のボリューム作品なんで後半はさすがにネタが尽きてきたようです。必殺技の進化ということで、同じ必殺技の使い回し(Ver1、Ver2、Ver3…)が多用されていました。まあ、エフェクトが少し変わっていくのでまるっきり同じものというわけではないんですけど…。
はっきり言ってしまえば、この必殺技に頼り切った展開は舐めきったものに見えますが、お子様ターゲットの作品としては正しい流れだと思います。ピンチ→覚醒→新必殺技(進化)の流れは超王道であり、それを最後まで貫き通すことでけれん味たっぷりの盛り上がりを随所に作ることができましたから。私自身も次はどんな必殺技が出るんだろう…?とwktkしてしまい、この必殺技バトルは案外楽しめましたしね。
キャラクターについては、1チーム11人編成で色んなチームが出てきたわけですから、ほんとメチャメチャ多かったです。しかも登場するのは男キャラばかりなわけですから…例の腐った層が群がってくるのも分かりますねw まあ、かっこいいキャラだけでなく、割とイロモノキャラもいたのが好印象w
あとシナリオ構成で気になった点を一つ。この作品は三部構成となっていて、第一部が全国大会での戦いを描いた「フットボールフロンティア編」。第二部が宇宙人との戦いを描いた「脅威の侵略者編」。第三部がフットボールフロンティアインターナショナルでの戦いを描いた「世界への挑戦編」となっています。…何か順番おかしくね?脅威の侵略者編では人間の能力を遥かに超える敵を相手にして、ここで一気に強さがインフレするのですが、その後のシナリオで普通の外人相手に苦戦するのがよー分からんw
個人的な面白さは、「フットボールフロンティア編」>「世界への挑戦編」>「脅威の侵略者編」かな?「脅威の侵略者編」はインフレとテンポの悪さが×で、「世界への挑戦編」は試合中に何度も必殺技が進化する展開に段々嫌気が…。あと、中途半端な戦略(必殺タクティクス)もイマイチ。やっぱ単純明快な最初が一番面白かったですね。
最後に、私の好きな必殺シュートは「流星ブレード」、合体技は「皇帝ペンギン2号」、キーパー技は「ムゲン・ザ・ハンドG5」、ディフェンス技は「ザ・ウォール」ですw



主な登場人物と名言(?)

・円堂 守 「精一杯やった努力は無駄にはならないさ」
 努力型の熱血漢キャプテン。窮地でも絶対にあきらめない強い心の持ち主で、その前向きな姿勢が敵味方関わらず多くの人を惹きつけます。それにしても、キーパーの主人公って珍しいですね。まあ、味方だけでなく敵もバンバン必殺シュートを打ってきて、ある種それが魅力な作品なわけですから、必殺シュートを止めるキーパーってかなり重要で目立つポシジョンなんですよね。必殺技は「ゴッドハンド」「熱血パンチ」「マジン・ザ・ハンド」…等、他多数。また合体技要員として攻撃に参加することもあります。

・豪炎寺 修也 「俺に構うな」
 雷門中に転校してきた伝説のエース・ストライカー。しかし、既にサッカーを止めているようで雷門中サッカー部の勧誘も断ります。その背景には、意識が無いまま眠り続ける妹のことが大きく関係しているようですね。必殺技は「ファイアトルネード」等。

・鬼道 有人 「俺たちは命令どおりに動くだけ」
 常勝・帝国学園サッカー部のキャプテン。ゲームメイクの天才であり、物語序盤こそライバルキャラとして登場しますが、後に円堂とは親友関係にまでなります。それにしても、ゴーグルにドレッドヘアーにマントとか、どれだけ特徴的なんだよこいつ…(汗)。必殺技は「イリュージョンボール」「皇帝ペンギン2号」等。

・染岡 竜吾 「俺は負けないぜ」
 皆大好き、雷門中「真」のエースストライカー・染岡さんwww FWというポジションはツワモノ揃いで、途中離脱等厳しい立ち位置にも追い込まれますが、なんとか最後まで出番をキープします。決してかませ役とか言わないように!w 必殺技は「ドラゴンクラッシュ」等。

・風丸 一郎太 「お前のその気合、乗った」
 陸上部からの助っ人ということでサッカー部に入るのですが、いつしかサッカーの方が本命に…。なんだかんだで最後まで出番があり、円堂がいない時には代理キャプテンを務めたりと他の雷門イレブンより優遇されていましたね(こいつが美形ということは関係あるのかしら?w)。必殺技は「疾風ダッシュ」等のドリブル技(合体シュート技も一部有り)

・木野 秋 「また、新しい歴史が始まってるんだわ」
 雷門サッカー部の初期マネージャー。円堂と2人でサッカー部を立ち上げ、サッカーに真っ直ぐな彼に好意を抱いているようです。家事を得意としており、合宿中の皆のご飯も担当しています。必殺技は「ダブル茶碗」w

・音無 春奈 「チームのフォローは任せてください!」
 元新聞部の1年生マネージャー。明るく好奇心旺盛なタイプで、「音無」というより「やかまし」と突っ込まれることも。帝国学園の鬼道とは実の兄妹ですが、小さい頃に離れ離れになったようです。

・雷門 夏未 「これは理事長の言葉と思ってもらっても結構です」
 雷門理事長の娘。当初はサッカー部に対して冷たく当たっていましたが、彼らの熱心な姿に心を動かされて後にマネージャーとなります。そして、彼女もまた円堂に対して徐々に好意を…。



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