一騎当千 Dragon Destiny
2007年 全12話


評価 45点

作品解説

 一騎当千Dragon Destiny DVD-BOX
メディアファクトリー (2009-12-22)
売り上げランキング: 3327

前作からの続き。とりあえず、中身は相変わらずのお色気モノです。
この作品の趣旨については、第一期の方で粗方語っているので省略。で、今回一番気になったのは、やたらと不自然な修正が目立ったところでしょうか。地上波はAT-Xでの放送に比べて鬼修正がかかってるみたいですからね(ちなみに、AT-Xのも全部は解禁されてないらしいです)
そう、これらは全てDVDを売るための布石!そちらでは一切の邪魔が無くなった無修正版が収録されるのです。実際、DVDはそこそこ売れてるっぽいですし、あざといようだけどこの試みは成功なのか?
ちなみに、 チラっとDVD版も見たのですが、確かにこちらは不自然だった部分が取り払われていました。特に1巻で目に付いたのが、賈クのベッドシーンが解禁されていたところでしょうか。そしてエンディング…皆ノーブラで、制服の上からでもハッキリとその形が分かるくらいに突起物が浮いています。しかも、薄手のブラウスの上からならともかく、ベストの上からも浮いてるのはやりすぎだろ。どんだけ強靭な乳首なんだよ!(笑)
あと、映像特典は温泉話ということでモロすぎです!何の躊躇も無く、清々しいまでの脱ぎっぷりでしたよ。これって毎巻やるらしいけど、年齢制限とかしないで大丈夫なのか…?
まあ、エロについてばっかり話していても仕方が無いので、ここからは作品の内容についても触れていきます。この作品、原作はまだ続いているのですが、一応アニメはキリのいいところまで終わらせました。ただ、ストーリーそのものはかなりお粗末でしたね。凄い性急で強引な展開であり、まともな見所というものが見当たりませんでしたよ。
それに、肝心要のバトル部分もまったく盛り上がれません。本来、三国志における「赤壁の戦い」っていうのはかなり熱いところのはずなのに、なんでこんなにつまらなく感じたんだろうな…原因として考えられるのは、安易な覚醒とそれに伴う強さのインフレのせいでしょうか?唐突に戦いが非現実的になりすぎて、こいつら一体何やってんだ?って感じで思いっきり引いてしまったんですよね。
確か、前作では拳の戦いがメインだったはず…なのに、いつの間にこんな意味不明のファンタジーバトルになっていたのでしょう。いきなり龍を召喚?して、空を飛ぶわ気功波出すわで、こっちは完全にポカーン状態。なんか殺し合いが当たり前のようになっているし、もう付いていけませんよ。
作画監督に有名な人(アダルト系で)を起用ということで、確かにビジュアル的なクオリティは前より上がっていたのですが、今回楽しめる部分があまりにも少なかったように思います。お色気目当てだったとしても、TV版だといまいちハッスル(笑)出来ないし、そもそもこのいい加減なシナリオとわけ分からん演出には耐えられませんでした。
ということで、少しでもシナリオに期待するという人は見るな!エロ目当ての人はDVDを買え!以上。



主な登場人物と名言(?)

・孫策 伯符(そんさく はくふ) 「あたしの友達や、仲間を傷つけたことは絶対許さないからね!」

 え〜と…ぶっちゃけあまり出てきません。主人公のはずなんだけど、存在感無いですね。たまに出てきたと思えば、馬鹿丸出しで正直イタイし…。まあ、ラストで見せ場らしきものがあったので、一応主人公としての最低限の役割は果たしたのかな?

・周瑜 公瑾(しゅうゆ こうきん) 「伯符の意志を継ぐことが、今の僕に出来ること」
 孫策と同じく出番が少ない…そして大した見せ場も無い。確か史実での周瑜って、「赤壁の戦い」でかなり活躍してた気がするんだけど…

・呂蒙 子明(りょもう しめい) 「正直、戻ってきてくれて嬉しい」
 南陽学院メンバーで、こいつだけは前半から独自の行動を取っていたので、ちょくちょく出てきてました。にしても、相変わらず蒙ちゃんはサービス精神満点ですな〜。パンモロで相手にサブミッション(太もも地獄)をかけてくれます。彼女の片目には、孫策達同様に龍が宿っているのですが、そこんところの説明が割愛されてましたね。

・関羽 雲長(かんう うんちょう) 「私達の使命は、お前を守ることだからな」
 多分、今回の主人公はこの人なのでしょう。彼女らの成都学園がメインとなることが多かったですしね。とりあえず、一騎当千の中では最もカッコイイ女性キャラです。人気投票もナンバー1らしいですしね。それ故、孫策の出番が減ってしまったとも言えるわけですが…

・劉備 玄徳(りゅうび げんとく) 「こういうのはロマンチックでいいんですけどねえ〜」
 成都学園のリーダー。しかし、本人は戦いを嫌うドジでのろまな眼鏡っ子です。しかし、龍の力に覚醒したらとんでもない怖い子ちゃんへと大変身。暴れ出したら、死ぬ寸前になるまで止まりません(汗)。あと、張飛も言ってるように無駄にチチがでかいです。公式設定でも爆乳度はトップクラスだったはず。

・張飛 益徳(ちょうひ えきとく) 「お前の体はお前のものや無いんや」
 成都学園の闘士。本家三国志では有名なキャラですが、ここではまだまだ発展途上の闘士です。なもんで、結構やられシーンが目立っていたような…(汗)

・趙雲 子竜(ちょううん しりゅう) 「これ以上の暴挙は見過ごせません」
 この人も強いです。龍の力を暴走させた呂蒙を倒してますからね。けど、何故か学園には在中しておらず、どっか放浪してます。一体何してるんだろうな?

・諸葛亮 孔明(しょかつりょう こうめい) 「策は既に打ってある」
 釣り好きの少女。初めて劉備に会った時から、彼女のことが大好きです。けど、ガキな見た目に反して、暗殺を計画して部下に実行させたりと、かなりえげつないですね。まあ、それがこいつの策なんでしょうけど、こっちとしてはあまり好意的には見れなかったな。

・曹操 孟徳(そうそう もうとく) 「立てつく奴は、全て潰せ!」
 許昌学院のリーダー。こいつも龍の力を己のうちに秘めているのですが、それに取り込まれて自我を失いつつあります。どうやら、三国時代の覇王・曹操(過去の亡霊)にとり憑かれているみたいですね。とうとう幽霊まで出てきちゃいましたが、もう何も言いますまい…

・夏侯惇 元譲(かこうとん げんじょう) 「それが闘士の基本だ!」
 ダチの曹操のために戦うイイ男。ウホッと惚れちゃいそうなほどですよ(笑)。けど、今回のこいつは結構不幸な目にあってるなあ…エピローグでもちょっとかわいそうだったし。

・賈ク 文和(かく ぶんわ) 「この機を逃して、何の覇業か!」
 一騎当千随一のエロキャラ。とりあえず、他の女性キャラがチラリズムなのに対し、こいつだけは本番やってます!元々は董卓の部下でしたが、前作で 許昌学院へと下って曹操の部下になりました。つーか、前半はエロ方面ではっちゃけてたのに、後半からは端に追いやられて空気になってたよ…

・司馬懿 仲達(しばい ちゅうたつ) 「闘士とは、愚かな生き物よ…」
 車椅子の少女。許昌学院の真の軍師です。ということで、こいつが出てきたので賈クのお役目御免になったわけです。曹操が龍の力に支配され始めてからは、許昌学院の事実上の支配者となって学院の闘士を動かします。



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