異次元の世界エルハザード
1998年 全12話+1話
作品解説 | ||
大神官を引退するミーズの後任としてやってきたクァウール・タウラス。その就任の儀が行われている最中、誠達は異次元世界へと飛ばされてしまうのだった。 神秘の世界エルハザード2からの続き。 またしても言わせてもらいますが、このシリーズはOVA第1期で綺麗にまとまっていますので、今回も蛇足以外の何物でもありません。もういい加減、このシリーズを無理に続けるのは止めた方がいいんじゃないの?って感じでした。展開もワンパターンでつまらないし、大体が「誠×イフリータ」で決着ついているのに、今更新キャラ加えてのハーレムもないでしょう。 今回、別次元に飛ばされた誠達はバラバラになりながら冒険をしていくわけですが…余剰人員が多すぎる!中盤、コロコロ視点が変わって別キャラクターの物語になるのがうっとおしかったです。だって、結局のところ誠以外は大したことやってないんで、見てて普通につまらないんですよね。まさか、1クールもので中だるみを感じるとは思いませんでした。 それに、回収されていない伏線なんかも結構あって話が雑に見えました。特にクァウール関係で序盤から色々と匂わせていたのですが、結局なんも語られていませんからねえ。あと、白アリって結局何だったんだろう?ほんと、意味の無い設定が多すぎます。 ラストも何だか適当なオチでガックリきました。このシリーズ、一作目が好評で二度の続編が作られましたが、最初に得た財産をどんどん食い潰していっただけですね。 |
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主な登場人物と名言(?) | ||
・水原 誠 「一体、僕らは何処にきてしもたんや?」 イフリータに会うため、次元移動装置の研究を行ってる誠君。ハーレムうはうはだけでなく、ちゃんと本来の目的を遂行するためにも頑張ってるようです。今回の物語は、それに伴う騒動から起きてしまったいわゆる番外編。エルハは冒険というのがメインになっているので、冒険済みの異世界を飛び出して今度は異次元へと旅立つのでした。 ・陣内 克彦 「ここで会ったが100年目。積年の恨み、晴らしてくれようぞ」 陣内君も一緒に異次元世界へとやってきますが、こいつがそこで何やってたかと言うと、白アリに捕まってぶくぶくと肥えさせられてただけ…大した見せ場はなかったですね。そういえば、ディーバとの子作り(兵隊作り)はどうなるんでしょうか? ・陣内 菜々美 「なんかこうしてると、夫婦みたいだね」 いつの間にか、東雲食堂という自分の店を作って経営してました。クレタリアに飛ばされてからもそこで店をオープンさせるなど、相変わらず商売根性はたくましいですね。あの兄と同じ血を引くだけあって、どんな環境でも図太く生き抜いていけるのでしょうw ・クァウール・タウラス 「あんなにお優しい方、初めてですもの」 今回のヒロイン。ミーズの代わりに水の大神官となるべくやってきた少女です。なんか、誠との繋がりがある的な発現をしたり、クァウールの付けてた紋章が誠の夢に出てきたりと気になる描写がありましたが、それらは特に語られていませんでしたね。あと、彼女の虫嫌いにも何か理由があるのかと思いきや、ただ普通に生理的に嫌いってだけみたい…どうも拍子抜けの感が強いんだよなあ。 ・シェーラ・シェーラ 「誠の…バッキャロー!!」 彼女の場合、何か報われない可哀想なキャラというのが板についていましたね。今回のを見る限り誠争奪戦の優位度は、クァウール>菜々美>シェーラという感じです。まあ、誠にはイフリータっていう正妻がいるので、この三人がどれだけバトルを繰り広げようと空しいだけなんですけど…(汗) ・ダル・ナルシス 「美しい…」 異次元世界・クレタリアの皇帝。女好きでクァウールに一目惚れします。しかし、そのクァウールが誠に好意を寄せているというのを知ってしまい、ここで何か一騒動あるのかと思いきや…何も無かった。てゆーか、ここからまったく違う展開に物語は動き出しました。これは一体どう判断したらいいんだろう…? ・ギルダー 「こりない男だ」 ナルシスの部下である女騎士。国を守るために、厳しい態度と考え方で人と接しています。過去にナルシスと何かあったようですが… |
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