あずまんが大王
2002年 全26話
作品解説 | ||
元祖、萌え系日常ギャグアニメ。この後も、この系列の作品は色々出てきますが、私の知る限りでは一応これが先駆者的な位置にあります。 作中では、大きな盛り上がりや爆発力のあるギャグがあるわけでもなく、ゆる〜い空気の中でたまにシュールなギャグなんかを繰り広げてくれます。まあ、基本はまったりなのでそんな笑える作品ってわけではないのですが、これが何かハマるんですよね。 とりあえず、この作品のキャラクターは皆生き生きしてました。一見、何処にでもいそうな普通の女の子が多いように見えるのですが、作中ではそれぞれの個性というのががしっかりと表現されているので、いつの間にか一人一人のキャラの魅力に取り付かれてしまうみたいな感じです。 まあ、どちらかと言えばキャラものに近い特性を持ってますが、この作品のシュールなギャグにハマった人には結構クるものがあると思います。個人的には、大阪(登場キャラの一人)の突拍子も無い発想からくるシュールさがピンポイントでツボにきましたねww また、4コマ漫画である原作の雰囲気を壊さず、なかなか上手くアニメ化されていると思います。何と言うか…間の取り方が絶妙に見えました。私も原作を知っているのですが、この出来には大して文句の付けようがありませんね。 ほんと、何も考えずに力を抜いた状態で楽しめる作品であり、たまに見たくなるような中毒性も持っているので、いい意味で暇潰しには最適です!まあ、本気で見る分には少々物足りないかもしれませんがね(汗) |
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主な登場人物と名言(?) | ||
・美浜 ちよ 「10才ですけどー」 飛び級で高校生になった10歳の天才少女。しっかりしていてよく出来たお子さんです。運動能力以外はまさに万能って感じですよ。意外と負けず嫌いなところがあるのも、子供らしくて可愛らしいところですな。彼女のツインテールには実は恐ろしい秘密があって、なんと取り外しが…!? ・滝野 智 「元気だけは誰にも負けない暴走女子高生〜」 自分で言ってるように、無駄に元気でいつも暴走してる女子高生です。まあ、ある意味目立ってはいたのですが、他に多くの超個性派キャラがいる中では、元気がいい馬鹿ってだけじゃあ少し物足りないところもあるかな?役割的にはこいつもボケのはずなのに、大阪の天然っぷりを前にしては突っ込んでましたからねw ・水原 暦 「はぁっ〜確かに暴走馬鹿だ」 智の幼馴染で、彼女とはいいコンビに見えました。メインキャラの中ではちよちゃんと同じくらいの常識人であり、全てのボケに対する突っ込みを担当してます。けど、一番まともなキャラということで、それほど目立ってはいないか? ・春日 歩(おおさか) 「ちよちゃんはなんで飛ぶのんー?」 大阪からの転校生。というわけで、智の安直な発想であだ名は「おおさか」。この子はおっとりしていると言うか、とろいと言うか…とにかく、かなりのボケボケ少女です。ある意味、このあずまんが大王って作品を象徴するかのような、最もシュールな言動をかましてくれるキャラですね。ちなみに、運動神経は小学生のちよちゃんとタメはってます。 ・榊さん 「機嫌、悪かったかな…」 運動神経抜群の寡黙なクールビューティ…と見せかけて、実際のところはバリバリの少女趣味でかわいいもの大好きっ子です。ネコさんが大好きなのですが、何故か嫌われていて触ろうとするといつも噛み付かれます。彼女の場合、ちょっと陰のある切ない表情をするところが何とも言えないんですよね。ちなみに、パンツにはネコさんプリント入ってますw ・神楽 「とにかくライバルなんだー!よろしくな」 榊さんをライバル視する無駄に元気な体育会系少女。その無駄な元気さがちょっと智とかぶるところもありますね。智、大阪と共に馬鹿の筆頭・ボンクラーズの一員として名を馳せました。 ・カオリン 「榊さんってやっぱりかっこいい〜」 榊さんに憧れる普通の少女。彼女の場合は、報われていない時の方が面白いんですよね。だから、扱いがかわいそうな時の方がぶっちゃけ良かった。 ・谷崎 ゆかり 「スルーサイズは、ひ・み・つ・よ♪」 ズボラな英語教師。ちよちゃん達メインキャラが属するクラスの担任です。なかなかハチャメチャなところがあり、なんか大人として色々ダメなところがチラホラと…(笑) ・黒沢 みなも 「昔の話よ!」 女性体育教師。ゆかり先生とは大学時代の友人であり、お互い人には言えない過去を知り合っている仲のようで…。たまに昔の恋愛話を持ち出されては、ゆかり先生にいじられてました。 ・木村 「女子高生とか好きだからー!」 この作品唯一のレギュラー男性キャラであり、最もアクの強い人物です。教師のくせに、女子高生が大好きと公言している変態で、ブルマに対して熱く語ってる姿はまさに漢でしたw しかし、これがなかなかの人格者だったりするんですよね(汗) |
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