ARIA The NATURAL
2006年 全26話


評価 90点

作品解説


ARIAの第2期シーズン。相変わらず癒されるところは変わっていませんが、それに付け加えて今回いい話が多い!
1期に比べて作画が酷い酷いと言われてますが、そこは何とか我慢できるくらいなので無視。むしろ、2クールになって話が増えたことで、素晴らしいエピソードも多くなったところを私は買いたいと思います。
深夜枠放送っていうよりは、日曜の朝にこそピッタリな爽やかな作品ですよね。そういう日の当たるところで放映し、もっと色んな人にこの作品を見てもらいたい。そう…現代人に必要なアニメはまさにこれなんですよ!アニメの新境地がここにはあります!
けど、ぶっちゃけ一話一話のストーリーなんてそれほど大したことはやってないんですよね。それこそ、文章で流れを解説したところで身も蓋もないようなものばかりです。それがここまでいいと感じるのは、やっぱり演出の仕方なんでしょう。何気ない日常の1コマ…それに、澄んだ音楽と映像が合わさることで、何ともいえない心地よい雰囲気を作り出してくれます。この透明感ある清々しい空気の中にいると、その何気なさが温かいものに感じられるんですよね。まさにARIAマジック!
そうやって、こっちの気分を徐々に「純粋温かモード」に盛り上げといて、最後にもう思わず胸がキュンとくるような素敵をもってくる…ああ、マジヤベぇ。もうスタッフの企みにハマりまくりです。また、そんな素敵と出会った時、このキャラクター達はいいこと言うんですよね〜。もう何なんですか、これは!私を素敵死に(?)させる気なんですか!
ほんと、この作品はヤバイです。人間って真に素敵な気分になった時って、震えるんですよ。脳から体全体を駆け巡るようにこうバリバリっと電流のようなものが流れ、もう自分では制御不能になるんですわ。もはや脳内の素敵感知機能がオーバーヒートして、涙腺が緩むわ、鳥肌が立つわでもう大変。
ただ、中にはちょ〜っと趣味が合わずダレ気味になってしまった話もあるわけで…。どうも私的には、素敵話に比べると不思議系の話は肌に合わないんだよな〜。悪いってわけじゃあないんですけどねぇ。



主な登場人物と名言(?)

・水無 灯里(みずなし あかり) 「全ての出会いは、奇跡なのかもしれないね」
 「はひ」とか「ほへ〜」って…この返事がもうへっぽこです(笑)。それでいつも思うんですけど、この子は感受性が強いというか、表現力が豊かというか…あんなロマンチックな(恥ずかしいとも云ふ)セリフ、常人には思いつきませんよ(まあ、思いついたところで口走ったりはしないでしょうが…)。けど、ぶっちゃけそのセリフが、こちらを暖かな気持ちにさせてくれるんですけどね。ちなみに、彼女は変なもん引き寄せる体質(藍華談)らしく、よく不思議体験を繰り返してました。

・藍華・S・グランチェスタ 「うりゅうりゅうりゅ…」
 もじゃもじゃ伝説誕生!…はさておき、今回はロマンスあり?ちょっぴりアル君とのラブラブイベントらしきものも発生します。しっかり者のようにみえますが、登場人物の女子の中で最も乙女。さらに、涙もろいところもあってよくうりゅうりゅ…と。

・アリス・キャロル 「あからさまな馴れ合いは好きくありません」
 とか言ってつっぱったとこ見せてますが、実際はかわいらしい女の子。密かに自分ルールを作って、その遵守に必死になっているとこなんかは、見ていて微笑ましいですね。彼女曰く、「失敗したのにチャレンジするのが燃える」らしいですから(笑)。ちなみに、学校の制服姿がめちゃいいっすね〜制服フェチではなかった自分でもキてしまうものがあります(爆)

・アリシア・フローレンス 「知らないことがたくさんあるってことは、まだまだたくさんの素敵があるってこと」
 おっとり先輩ですが、ちゃんと見ているところは見ています。悩み多き灯里ちゃんにいつも、い〜いアドバイスくれますね。いつも「あらあら」の印象ですが、案外この人も灯里と二人きりの時なんかはよく恥ずかしいセリフ言ってます。この感受性の強さは、アリアカンパニーの伝統なんでしょうかね。

・晃・E・フェラーリ 「他の誰も真似できない、ネオヴェネツィア史上最高のウンディーネになりゃいいんだよ」
 水の三大妖精の一人。姫屋に所属してます。他の二人がおっとり系なのに対し、彼女は気が強い姉御肌タイプです。言い方はキツイとこありますが、藍華のことを想ってのことです。

・アテナ・グローリィ 「笑ってごらん。そしたら、アリスちゃんの前にいる人もきっと笑い返してくれるわ」
 水の三大妖精の一人。オレンジプラネットに所属してます。超がつくほどのおっちょこちょいで、後輩のアリスちゃんにまでドジっ子言われてます。けど、とっても後輩思いでアリスちゃんのことはいつも気に掛けてるいい先輩です。

・アリア社長 「ぽえぽえにゅ〜」
 社長は素のままでも、おめかししても常にかわいいな〜。メーテルコスプレの社長激ラヴ!

・出雲 暁(いずも あかつき) 「もみあげが隙だらけの貴様が悪いのだ」
 あだ名つけるの大好き。もみ子、ガチャペン等、とってもユニークなあだ名を付けてくれます。アリシアさんに好意を抱いていますが、ちょっぴり灯里のことも気になってる(むしろこっちが本命?)って感じですね。

・アルバート・ピット 「い、今のはマンホームに古くから伝わる高等古典で…」
 見た目ただのガキんちょですが、実際は灯里達よりも年上のお兄さん。オヤジギャグを口走っては、藍華に禁止されてます。今回は、こいつと藍華のロマンスあり?

・アイ 「素敵には終わりがないんだね。それってとっても素敵だね」
 
前シーズンで出会って灯里と友達になった女の子。相変わらずメル友関係は続いていて、遊びに来たりもしてました。灯里とのメール交換で彼女に感化されたのか、この子も段々恥ずかしいセリフ(メール)を言いだすようになってますね。



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