青い花
2009年 全11話


評価 65点

作品解説

 青い花 第1巻 [DVD]
青い花 第1巻 [DVD]
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メディアファクトリー (2009-10-23)
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万城目ふみは、付き合っていた従姉の千津が結婚すると知って落ち込んでいた。そんな時、彼女は幼馴染の奥平あきらと10年ぶりに再会するのだった。


根本は百合系ですが、そんな生々しいところはなくって繊細で綺麗な物語という印象です。ラストも想像してた以上に綺麗に終わったな〜と思いましたね。
思春期の少女達が見せる友情と愛情…それらが入り乱れる中、彼女達が傷付きながらも様々な経験の末に本当の恋を見つけていく…そんなお話でした。まあ、物語自体はそんな大きな盛り上がりを見せるってタイプではないのですが、少女達の心の機微が丁寧に描写されていて、これも一つの青春だな〜などと感じてしまいました。
とりあえず、この作品は主人公がネガティブ系なので、何かと沈みがちになることもしばしば…。ただ、それを補う要素もあったので、割と重い気分になることなく見れました。あーちゃんはこの作品の清涼剤w 彼女がいないと、もっと陰鬱な話になってたかもしれませんね〜。
OPがガチっぽかったので、もっと敷居の高い百合ものかと警戒したのですが、これなら抵抗ある人でも割りと受け入れることが出来るかもしれませんね。昨今よくあるような、女性同士の恋愛に限定したものでもなく、男女間の恋愛を匂わせているような部分もありますし、この手のものにしては珍しく何処かリアルさを感じることも出来ました。
ただ、物語自体は割と良かったと思いますが、依存タイプの主人公があまり好きにはなれなかったので、自分の中ではそんな高評価になってないんですよね。



主な登場人物と名言(?)

・万城目 ふみ(まんじょうめ ふみ) 「思い出したの、とっても大切なこと…」
 長身美人の眼鏡っ子。見かけによらず泣き虫で、いつもクヨクヨしている印象が強いです。恋愛関係は終始受身の立場で、何かある度に誰かに依存している(傷を舐めてもらっている)ような感じがして、ぶっちゃけあまり好きなキャラでは無いんですよね。

・奥平 あきら 「ふみちゃんはすぐ泣くんだから」
 ふみの幼馴染。ちっちゃいけどしっかり者で、ふみが恋愛関係で悩んでいる時は相談相手になったり、色々良くしてくれます。ただ、自身の恋愛については…まだまだこれからといった感じですね。この作品の良心であり、あーちゃんいなかったら見るのしんどかったと思う。

・杉本 恭己(すぎもと やすこ) 「よかったら、ウチにこない?」
 ふみの先輩でバスケ部部長。クールでかっこよく、女生徒からの人気が非常に高いです。ふみのことが気に入っているようで、しばしばお誘いをすることも。

・井汲 京子(いくみ きょうこ) 「もう本当に片思いが趣味なのかも」
 あきらのクラスメイト。杉本先輩に想いを寄せていましたが、以前に振られた経験あり。しかし、今でもその想いを断ち切れずにいます。先輩と仲の良いふみに対しては、複雑な感情を持っている様子。

・奥平 忍 「やりすぎてる自覚はありますけどね」
 シスコン兄貴w 妹の世話を焼きたがり、何かあれば付いていこうとしますが、本人からは相当うっとおしがられているようです。やりすぎの自覚があるんなら、ちょっとは控えろよな。

・澤乃井 康 「俺は…その人になりたい」
 大学生で京子の許婚。しかし、許婚とは名ばかりのもので、こいつは女子高生と合コンなどしちゃってますよ。可愛い許婚がいる身分でほんとけしからん奴だ…そう思っていた時期が俺にもありましたw



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