暗殺教室
2015年 全22話
2016年 全25話


評価 75点

作品解説

 暗殺教室1 (初回生産限定版) [Blu-ray]
エイベックス・ピクチャーズ (2015-03-27)
売り上げランキング: 31,460

ある日突然、月が爆発してその七割が蒸発した。その犯人と称し、さらに来年の3月には地球をも爆破するという超生物が、何故か中学校の教師をすることになるのだった。



一見すると、完全にイロモノ臭の漂う作品なんですが、意外と(…と言ったら失礼かもしれませんが)ちゃんとした作品でした。

マッハ20で動く、タコのような宇宙人のような先生。そして、地球を救うためにその先生を暗殺することを目的とする生徒達…設定が色々ぶっ飛んでいます。

なので、中身もぶっ飛んでいるのかと思いきや、生徒達の持つ悩みや問題を解決していく良い話系が多いんですよね。殺せんせーの見た目的に、最初はギャグにしか見えなかったので、そこんところのギャップに驚かされました。なんだかんだで、生徒達から信頼されている殺せんせーは理想の教師なんですよね。…見た目はアレだけどw

そして、生徒達も個性的でちゃんと皆にスポットが当たっていたのが良かったです。
こういうところは、ある程度尺のある作品ならではというところですね。まあ、原作読者からすれば、まだまだ大分カットされているようなところもあるんでしょうけど、アニメオンリーの私的には、ちゃんと生徒達の描写もできてるなーという印象を持ちました。

あと、アニメ化のタイミングが原作終了と重なっていましたので、アニメもキチンと終わっています。少年漫画のアニメ化で、あまりダラダラ引き延ばさずにキチンと終わらせているという点も評価できますね。
特に、後半…2期に入ってから、面白さが増したと思います。殺せんせーの過去が分かり、それに対して生徒達がどうしたいかを自分で考え、自分達の意思で行動する。ラストもエピローグまでちゃんと描き、ほんと最高の形で締めくくったと思います。

学園・教師ものというのは、もう散々色々なネタが出尽くしていると思います。なので、それらと差別化するためにも、大きなインパクトが必要なんだと思います。
少し前だと、GTOとかイレギュラーな教師ものが流行りましたが、この作品はそのイレギュラーさをさらに発展させたような形ですね。人外の殺せんせーならではのやり方で生徒たちを導いていく…イロモノと侮らず、一度見てみることをオススメします。


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