あの夏で待ってる
2012年 全12話


評価 55点

作品解説

 あの夏で待ってる 1 (初回限定版) [Blu-ray]
ジェネオン・ユニバーサル (2012-03-23)
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ある夜、霧島海人は趣味の8mmカメラで湖の夜景を撮っていた。すると突然、天空から眩い光が差し込み突風にさらされ、そのまま湖に落ちてしまう。朦朧とする意識の中、海人は自分の手を掴む女性を目撃するのだった。


10年来のアニメファンの方なら、この作品を見たときにおねがい☆ティーチャーという作品を真っ先に思い出したことでしょう。それもそのはず…黒田洋介氏と羽音たらく氏のタッグはそれ以来であり、明確なおねがいシリーズの続編というわけではありませんが、設定的にも同系列と考えていいようなところがありますからね。
ということで、ここからはおねがいシリーズと比較して話をしていきたいと思います。本当はこれ単体で話をした方がいいのかもしれませんが、向こうを知っているとどうしても言いたい事が出てきてしまうのでw
まず、シナリオ…「ティーチャー」は、宇宙人ヒロインとのラブコメに主人公の特殊な病気という設定を加えることで、一味変わった恋愛模様を描くことに成功しました。「ツインズ」は、ヒロインは地球人になりましたが、ダブルヒロイン制を採用してそのどちらかが主人公の妹というとんでもないことやらかしてます。そして、この作品…宇宙人ヒロインとのラブコメを描いて…それで終わり。…あれ?何かインパクトが少ない気が…(汗)
続いてヒロイン…「ティーチャー」は、ヒロインが先生というエライところに手を出してきました。ただ、8つも年上ながらみずほ先生は可愛く、そのギャップにやられてしまいましたよ。「ツインズ」は、ヒロイン一人一人にみずほ先生ほどの破壊力はありませんでしたが、二人いるという強みとお風呂シーンという力技で押し切りました。そして、この作品…2つ年上の先輩は可愛いけど…設定的には普通だよな?
ということで、この作品を見たとき私の頭の中では「まるで成長していない…(By安西先生)」という声が聞こえてきましたw ラブコメとしての評価は「並」レベルですが、過去シリーズから進化していない(むしろ劣化?)ところを踏まえて若干マイナスしています。まあ、堅実に作ってあるので悪くはないんだけど、過去シリーズのインパクトと比較すると地味に映るな…



主な登場人物と名言(?)

・貴月 イチカ 「宇宙人でいいですか?」
 1学期の終わり間近、海人の通う学園に留学してきた少女。容姿端麗、スタイル抜群で学園の注目の的になりますが、実は宇宙人であり、記憶に残る見知らぬ風景の所在を求めて地球へやってきました。ひょうんなことから海人の家に居候することになり、徐々に彼のことを意識していきます。

・霧島 海人 「ずっと好きでした」
 チビでメガネで線が細くオタクっぽく…モテそうな要素がまったく無いのに、こういう奴が美人でスタイル抜群の先輩をものにするとか、いかにも2次元らしい設定だなぁ…と見ていました。趣味は8mmカメラ。無断で女子を撮影するのはどう考えても犯罪ですよw

・谷川 柑菜(たにがわ かんな) 「海くんの…バカ…」
 海人のクラスメート。何故か海人に惚れているらしく、彼が綺麗な先輩と同居することになって気が気でなりません。哲朗とは幼馴染であり、恋の相談なんかもしているようです。

・石垣 哲朗 「バカは俺だな」
 海人の親友。こちらは彼とは違いイケメンでモテモテみたいです。ただし、どういう理由からかは分かりませんが、特定の人はいないみたいですね。柑菜と海人が上手くいくよう応援しているようですが…

・北原 美桜 「それは…多分ね、痛いよ」
 柑菜の親友。おっとり清楚なイメージですが、体の方はかなりのグラマラス。しかも裸族!?これは何の語法日ですか?w 哲朗に好意を抱いていますが、彼の奥底にある気持ちに気付いているようで…

・山乃 檸檬 「凄いことするわよ」
 イチカのクラスメート。小柄で可愛らしい容姿に反して腹黒いところがあり、イチカ達をオモチャにして楽しんでいるような風もw 彼女の意味深な言動からは、何をどこまで知ってるの?と言いたいことが多々あり、ほんと謎の多い人物ですよ。つか、過去に何処かでこの子を見たことあるような気がするんですけど…w



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