アカメが斬る!
2014年 全24話


評価 70点

作品解説


貧しい村で生まれ育った少年剣士・タツミは、出世を目指して帝都に旅に出る。その中で、帝国の腐敗と彼らに立ち向かう殺し屋集団・ナイトレイドの存在を知るのだった。



一言で言うと、現代版の必殺仕事人。主人公達は弱き者の味方となり、法で裁けない者達を暗殺していく…というお話です。
原作者が、きみあるとかマジ恋のタカヒロ氏ということでも気になっていました。

それで、まず見て思ったことは、グロ描写(もちろん規制は掛かっています)がふんだんに使われているな〜ということ。なかなか容赦ないですねw
ただ、何でしょう…怖いもの見たさというか、次はどんなエゲつないことが起きるんだろう?的な興味が湧いて、視聴意欲が沸いたというのも事実です。

また、この作品の場合は味方に対しても容赦ないんですよね。賞金の懸けられた暗殺者なんて、ろくな死に方をしないというのをある意味リアルに描いています。
なもので、味方の中で次は一体誰が死ぬんだろう?というドキドキ感もありました。誰がいつ死んでもおかしくないし、ちょっと登場が増えて目立ってきたら、それが死亡フラグなんじゃないか?ってw そういうところで、序盤から結構楽しんで見られましたね。

キャラも良かったと思います。私が一番好きなのは、メインヒロイン(?)のエスデス様かな?ギャップはやはり良いものだw
あと、好きってわけではありませんが…正義執行のセリューさんとコロは印象強いですね。こう考えると、敵の方がキャラ立ってるなぁ…。

ただ、ちょっと気になったところとして…この作品はまだ原作が終わっていません。こういう時って、アニメも未完で終わるか、オリジナル展開に持っていくか、という2パターンに分かれると思いますが、この作品では後者…オリジナル展開にもって行きました。
私自身はこの作品の原作も知らないし、オリジナル展開自体に対してもそこまで嫌悪感を持っているわけではありませんが、後半は微妙だったという印象です。なんか、とりあえず人殺しとけみたいな展開が雑だなぁ…と。

まあ、割と綺麗に終わったことは終わったんですが、どうもその過程で盛り上がりに欠ける部分があったかなぁ…という印象です。後半まで見てきて、この作品ならもっと面白くやれるという期待感がそう思わせた部分もあるかもしれませんが、個人的にはそこが残念に思えました。



主な登場人物

・アカメ
 ずっとタツミが主人公かと思っていたのですが、どうもこの子の方が主人公みたいです。一応、タイトルこそ「アカメが斬る!」となっていますが、あまりアカメは斬ってないですし、タツミが中心で話は進んでいるのでそう思ってしまうんでしょうね。使用する帝具は「一斬必殺村雨」。一回斬ったら勝ちとか卑怯すぎるわ!(だからこそ、あまり斬る機会をもらえなかったのかもしれません)

・タツミ
 どう見てもこっちが主人公。まだまだ粗い所もありますがそのポテンシャルは皆が認めるところで、帝国最強のエスデスですら彼には将来性を感じています。年上の女性から気に入られる傾向にあり、敵味方関わらず、色々な女性から可愛がられていました。帝具は初めは持っていませんでしたが、ある人物から引き継ぐことになります。

・マイン
 ナイトレイドのメンバーでツンデレ担当。勝ち気な性格のため、タツミとは良く口喧嘩をしていますが、そんなものは後のデレのための布石にしか過ぎませんw とは言え、アニメ作中ではデレるシーンはあまり無いんだよな…原作を見てデレ分を補給してくるかw 帝具はピンチになると威力を増す「浪漫砲台パンプキン」。

・レオーネ
 タツミをナイトレイドに勧誘したネコ耳(ライオン耳)お姉さん。帝具の「百獣王化ライオネル」によって、獣っ娘属性を持ってますw

・ブラート
 リーゼントがステキなホモ疑惑マッチョ兄貴。…なんかこの時点でもう色々キャラ立ちしてるな。そして、兄貴キャラと言えば、CV小西さんの演技が光りますね。まあ、この人はグレンのカミナを担当していたなんてこともあって、若干不穏なものも感じますが…w 帝具は全身装着型の強化鎧「悪鬼纏身インクルシオ」。

・ナジェンダ
 ナイトレイドのリーダー。元帝国の将軍でしたが、彼らの残虐な所業を目の当たりにしたことで離反を決意しました。エスデスに重傷を負わされた為に右手は義手となり、全盛期に比べると戦闘能力は落ちているとのこと。

・エスデス
 帝国最強の女将軍。戦うために生まれてきたような人物ですが、ふいに恋がしたいと恋愛に目覚めます。ただ、彼女の要望に叶う人物はなかなか現われませんが、偶然見かけたタツミのことを気に入り、自分のものにしようとします。アカメ、マイン…とこの作品には何人かのヒロイン候補がいますが、私的にはメインヒロインはこの人しかいない!って感じですねw



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