エアマスター
2003年 全27話
作品解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
路地裏で行われるストリートファイトに身を投じる、長身の女子高生・相川摩季…華麗な空中技で男達を仕留める彼女は、いつしか「エアマスター」と呼ばれるようになっていた。 新感覚キワモノバトルアニメ。 登場キャラクターは皆、一癖も二癖もある個性的な奴らばかりで、主人公との戦いはもちろん、サブキャラ同士の戦いもかなり面白く飽きさせません。ほんと、この作品はキャラクターに味があるというか、濃いというか…とにかくキャラの魅力満載って感じで凄くよかったです。やっぱ、格闘ものはキャラ命ですよ。 構成は、〜編という幾つかのエピソードに分かれており、そのそれぞれにライバルキャラが存在して主人公マキと戦うことになります。そして、アニメ最終エピソード(深道ランキング編)では、多くの新キャラの中にこれまで登場したライバルキャラを復活させての混合バトルが繰り広げられますが、これが熱い!前半で役目を終えたかのように見えていたキャラに対しても、再び見せ場が用意されているのです。作者は全てのキャラクターに愛を持っていて、その場限りの使い捨てにはしてないんですよね。そこがイイ! とにかく、格闘ものとしては非常に面白い出来に見えました。イロモノと敬遠せずに、一度見てみてください。ハマる人にはとことんキますよ。 ただ、原作読者からすればアニメの終わり方は唐突なのでご注意を…。正直、最終バトルロイヤル編が無いのは非常に残念です。このシナリオこそが、それぞれのキャラクターが最も輝く作品の真骨頂と言えるところですからね〜。先程も言ったように原作者はキャラを使い捨てにしないので、全てのキャラはここが自分にとって最後の見せ場と大いに弾けるんです。ここのテンションはほんとヤバイ…おそらく、このエピソードを描いている時の作者自身のテンションもエライことになってたでしょうね。もうテンションおかしすぎて脳がはちきれそうだぜぇ!(笑) ほんと、この部分をアニメで見てみたい!偉い人、誰かなんとかしてくれ!
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
主な登場人物と名言(?) | ||
・相川摩季 「さて、アタシは何処に辿り着くのか…」 元体操選手。そのせいか、とにかくよく飛びます。そりゃあピョンピョンと。パンチラもなんのそのという勢いです。しかし、決してそれは萌えとかそういう部類に入るものではないので、期待してしまった人はあしからず…。ほんと、この作品は女性キャラの作画がアレだよ(汗) 必殺技 エアスピンドライバー エアカット・ターミネーター ・崎山香織 「アタシを誰だと思ってんだよぉぉ!!」 この作品の名物キャラ。元はモデル関係のバイトとかしてましたが、摩季と出会うことで勝手に彼女をライバル視し、いつの間にか挌闘家としての道を歩んじゃってます。その性格は天上天下唯我独尊。周りの迷惑省みず突っ走ります。しかし、高校時代のとある事件がきっかけで右耳が聞こえません。 必殺技 双按 ・中ノ谷美奈 「マキちゃ〜ん!」 摩季のことが大好きな少女(笑)。超爆乳でボインボインのブルンブルンのおっぱい星人、ホルスタインちゃんです。つか、こいつの役割って、馬鹿みたいにおっぱいを振り回すことだけなんですよね…w ・時田信之助 「僕はもう負けるわけにはいかないんだ」 棒術使いの美少年。摩季に憧れていますが、彼女との力の差を痛感し、インドに修行の旅に出ます。原作では、この後からが彼の見せ場なんですが、アニメではそれを見せることなく終了してしまって残念です。 ・坂本ジュリエッタ 「愛してるぞマキ」 ド変態です。そして強い!さらにマキ絡みとなると、メーター振り切れます。変態パワー恐るべし…w ・坂枝金次郎 「喧嘩は…根性だあああああああっ!!」 己の拳のみで相手を粉砕していく、漢気溢れる熱いキャラです。しかし、後半強いキャラが出てくるとショボさが浮き彫りになり、何の気の迷いか「シズナマン」なるイっちゃってるコスプレ(強化スーツ)を受け入れて戦うことになります。しかし、そこは金ちゃん。落ちぶれたまま終わるような漢ではありません。熱い生き様を見せてくれます。 必殺技 気合飛ばし ・長戸 「男でも子供ができるのを知ってるか?」 ジュリエッタと双璧を成す変態です。金ちゃんに惚れており、彼の子供を欲しがっています(←いや、自分は産めると信じていますw)。その長い手足で、人知れず(バレバレ)金ちゃんに近づく女性を排除してきました。彼の変体パワーも恐るべきもので、時としてその力は想像を絶する領域にまで到達します。 ・サンパギータ・カイ 「スカイスターとしての最初の相手がこいつでよかった 」 スカイスターというリングネームを持つ女子プロレスラー。エアマスターとタメを張るくらい空中戦を得意とします。レスラーということもあり、数々の技を使ってきます。 必殺技 スカイツイスタープレス アルティメット・スカイスクリューボム 居酒屋ボンバー ・皆口由紀 「…弱いわ」 まさに最強(恐)の女。彼女の昔の姿(谷仮面参照)からは考えられないほど怖いです。合気のような技を使い、相手の攻撃を受け流すスタイルで戦いますが、キレちゃったら強引に手刀で肉をえぐってきます。おそろしや〜。エアマスターとの最強の女対決は、かなり見ごたえがありました。 ・渺茫(びょうぼう) 「オレは人の最強を守り続ける者…」 長年最強を守り続ける存在。その正体は謎に包まれています。アニメ版ではラストに唐突に出てきて主人公マキの最後の敵として立ちはだかりました。 |
||