アイドルマスター XENOGLOSSIA
2007年 全26話


評価 55点

作品解説

アイドルマスター XENOGLOSSIA (1)
バンダイビジュアル
発売日:2007-07-27

アイドルのオーディションに合格し、東京に出てきた天海春香。だが、そのオーディションはアイドルという名のロボットのパイロットを選ぶためのものであったのだ。


舞-HiMEスタッフが製作ということで、何処かそちらと似た臭いのする女の子いっぱいの作品。同名ゲーム版とはまったく異なった展開で、こちらはアイドルとは名ばかりのロボット少女ものになっちゃってます。ロボットがアイドル、そしてそれを操るパイロットがアイドルマスターです。
それで、この作品がテーマとして描くのは、巨大ロボットと少女との絆という部分です。いや…絆なんて言葉じゃあ生温いか。ロボットと少女との愛ですねw
作中で主人公は、これでもかというほどロボットといちゃいちゃしてます。そりゃあもう、人間の恋人同士のそれに匹敵するくらい恥ずかしいこともやっちゃってますよ。ロボットの方はロボットの方で、主人公の隠し撮りなんて行為をしてるし…これは一体何なんだ?さらには、二人(一人と一体)の間に横恋慕する恋敵まで登場って…(汗)
ぶっちゃけ、この斬新すぎる設定がまったく趣味に合いませんでしたね。人間と意思のあるロボットとの絆というのは、他の作品でも取り上げられることもありますが、この作品は間違った方向に行き過ぎです。人間×ロボット×人間の三角関係とかまるで意味が分かりませんよ。こんな変態チックな展開を見せられ、一体どう反応したらいいのか分かりませんでした。
初め、この作品には結構期待していたんですが、後半の内容が微妙すぎましたね。無茶苦茶つまらないというわけではないのですが、とにかくやってることが何かおかしい!冷静に考えたら、正気の沙汰とは思えないような展開ばかりです。
振り返ってみると、序盤は結構いい感じのシーンもあったし、途中盛り上がっていきそうな雰囲気も感じたのですが、全部この妙な設定に持っていかれてしまいました。ほんと、なんでこんな馬鹿げた暴走をしたんだろうな…?まるで意味が分かりませんよ。



主な登場人物と名言(?)

・天海 春香 「好きです」
 アイドルマスターオーディションに合格し、東京に上京してきた女の子。インベルと出会い、そのマスターとなります。ゲーム版を考慮してか、後に本物のアイドルになってましたが、ぶっちゃけどうでもいいことだな。しかし、上記のセリフを聞いた時は思いっきり引いたよw こいつは人として終わってますね(まあ、千早はその上をいく変態なんですが…)

・インベル
 最強のプレイボーイ(メカ)・インベル君。元カノと今カノの間をふらふらして、片方がいらなくなったら切り捨てて、もう片方の元へと走ります。趣味は盗撮。こいつのハードディスク内には、昔から撮り溜めていた数々のお宝映像が…w

・萩原 雪歩 「これが私の、愛です!」
 春香と同じく、オーディションに受かって上京してきた少女。電車の中で春香と知り合って親しくなります。ちなみに彼女、気が付いたらいつも眠っているのですが、これって何かヤバイ病気なのでは?のび太より寝るの早いぞ。それにしても、こいつの「愛」も歪んでるんだよなあ…このアニメ変態多すぎです(汗)

・水瀬 伊織 「デコデコ言うんじゃないわよ!」
 おでこサンシャインw 一見、口が悪く取っ付きにくそうですが、実際は友達思いの優しい子…いわゆるツンデレ系少女です。加えて、頑張り屋なところもよかったと思いますね。アイドルに対して想いが強く、傷付くことを極端に嫌ってました。

・高槻 やよい 「やよいはいつでもオッケーです」
 何故いつも着ぐるみ!?ぶっちゃけ、周りから見ればかなり怪しい人ですよ(汗)。春香の親友で、彼女は本物のアイドル(タレント)…の卵。春香がアイドルマスターをやってることは知りません。最初は、一番妙なキャラだと思っていましたが、終わってみれば一番まともないい子のような気がします。まあ、他のがおかしくなりすぎたからなあ…

・菊地 真 「アイドルに心なんかあるものか」
 孤高のアイドルマスター。自信家でクールな天才です。ほとんど隙を見せませんが、唯一カニに対してだけはデレる!あのフォルムが、彼女の中の萌え心をくすぐるのでしょうw 後半、なかなか面白い立ち位置になったのですが、あんましそれが生きてこなかったんで残念でした。

・三浦 あずさ 「滅び行くからこそ、世界はこんなにも美しいんでしょうね」
 モンデンキントジャパン・アイドルマスター課主任。春香達の直属の上司になります。昔は自身もアイドルマスターでしたが、今はもう乗ることが出来ないようで、後任の指導などを行っています。千早とは、何か関係があるようですね。

・如月 千早 「満たされていくの。白く…」
 トゥリアビータのアイドルマスター。最初、目を疑いましたね。何故かと言うと、思いっきりミサトさんに見えたからです(爆)。インベルに執着を見せ、執拗に迫ってくる姿はまさにストーカー…春香・千早・インベルの間は思いっきり泥沼三角関係だよw つか、こいつの真性変態っぷりには閉口させられましたね。お前は、どんだけインベルのこと愛しちゃってるんですか(汗)

・リファ 「遊ぼ」
 いっつもアメをしゃぶってます。見た目はちっちゃいロリ系ですが、肉弾戦も結構いけるみたい…規制なんて関係ねえ!って感じで斧を振り回していましたw エピメテウスという量産型のアイドルを操ります。

・カラス 「そんな逃げ腰では、お母様の理想は実現できません」
 トゥリアビータの指揮官的な存在。中途半端な三流悪役でした。モンデンキントと敵対する動機もしょぼければ、ほとんど見せ場もなかった。はっきり言って、こいついらね〜わw



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