IS 〈インフィニット・ストラトス〉
2011年 全12話


評価 60点

作品解説

 IS <インフィニット・ストラトス> 第1巻 [Blu-ray]
メディアファクトリー (2011-03-30)
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女性にしか動かせない兵器・ISを動かしてしまった織斑一夏は、女子生徒のみが通うIS学園に入学させられるのだった。


典型的なハーレムアニメ。一応、ロボットもの(SF)の要素もあったりするのですが、それもハーレムを築き上げるための一設定にすぎず、はっきり言ってストーリーに褒めるべき点は一つもありませんでした。悪いとは言いませんが、決して凡作の域を出ないレベルです。なのに、DVD/BDはバカ売れしています。何故か?ヒロインが可愛いから←結論
いや〜萌えの力って凄いですね。キャラの可愛さだけでここまで売るとは…。こういう結果が出てしまうと、製作側も面白い話を考えようとするのがバカらしく思うのではないでしょうか?しかし、同期アニメのまどか☆マギカがこいつの売り上げを大きく超えてくれたので、何とかまだアニメ界の秩序は保たれました。話が面白いものが売れる…あくまで、これがスタンダードであってほしいものです。
とは言え、この作品にも見習うべき点があると思います。これまでに大きな売上げを叩き出したアニメというのは、ストーリー性や演出面、クオリティに光る部分がある…もしくは話題性やブランド力(ガンダム・京アニ)で成し遂げたというものがほとんどでした。しかし、そういったものを度外視した“只の萌えアニメ”が売れたというのは、よくよく考えれば凄いことなのかもしれません。
今後も、こういった萌え(ハーレム)アニメが量産されていくと予想されますが、それらはこの作品の成功から何かを学ぶことができるのかもしれませんね。同じく、何故かヒットした俺妹はユーザーに嫌われる要素もあった特殊な部類であり(ある意味で只の萌えアニメでは無い)、なかなか参考にはし辛いところでしょうけど、こちらはごく一般的なハーレムアニメなので参考にし易いと思います。ただ、売れるからといって、こんな作品ばっかで溢れかえるのはご免ですけどw
何だかんだ言ってますが、実際のところ私自身この作品はそんなに嫌いではありません。そう…世間の皆様方同様、私もヒロインの中の一人に完全にやられちゃったんです。シャルロッ党万歳!www
まあ、萌え要素以外の良かった点を話すと、EDがなかなか新鮮で面白かったです。最初は主人公とメインヒロインの二人が延々と走っている構図なんですが、他のヒロインの攻略が完了する度にキャラが増えていき、EDの歌にも攻略完了したヒロインの声優さんが加わるという仕組みになっています。つまり、歌だけでも5ver存在することになり、そういった遊び心は良かったと思います。


〜おまけ「ED歌い手一覧」〜

※名前はEDで走っている順番
1話 1人 篠ノ之箒(CV:日笠陽子)
2話〜3話 2人 セシリア・オルコット(CV:ゆかな)、篠ノ之箒
4話〜5話 3人 凰鈴音(CV:下田麻美)、篠ノ之箒、セシリア・オルコット
6話〜7話 4人 シャルロット・デュノア(CV:花澤香菜)、篠ノ之箒、
セシリア・オルコット、凰鈴音
8話〜9話 5人 ラウラ・ボーデヴィッヒ(CV:井上麻里奈)、篠ノ之箒、
セシリア・オルコット、凰鈴音、シャルロット・デュノア
10話〜12話 5人 篠ノ之箒、セシリア・オルコット、凰鈴音、
シャルロット・デュノア、ラウラ・ボーデヴィッヒ



主な登場人物と名言(?)

・織斑 一夏(おりむら いちか) 「守られるだけの関係は終わりにしないとな」
 男でありながらISを操縦できる唯一の存在。そういうわけで、女の子の中に一人混じってIS学園に通っています。持ち前の優しさで次々とヒロインを落としていきますが、持ち前の鈍感さで相手の気持ちにまったく気付かず。誰か一人に決着しないので、ハーレムの要員ばかりがどんどん増えていくのでしたw

・篠ノ之 箒(しののの ほうき) 「そうかそうか」
 一応、メインヒロインになるのかな?途中、他ヒロインがいっぱい登場してる時はあまり目立ってなかったんですけど(汗)。一夏の幼馴染であり、小さい頃から彼のことが好きでしたが、素直になれない性格が邪魔して普段は素っ気無い態度を取っています。

・セシリア・オルコット 「下々の者の要求に答えるのも貴族の務めですわ」
 プライドの高いお嬢様ツンデレ。主人公ともう少し悶着あるのかと思いきや、意外とセシリアさん落ちるの早かったw 思えばここから一夏さんのハーレム道が始まったわけですね。シャルロットが登場するまでは、こいつもいいかな〜なんてこと思ってましたw

・凰 鈴音(ファン リンイン) 「大丈夫。あたしも幼馴染だから」
 セカンド幼馴染…つまり、2号サンです(まあ、実際には5人中5番手辺りですが…w)。えと…料理スキルは多分一番高いと思います。それと…元気っ子です。あとは…その…他にもいっぱい魅力はあるはずで…なんというか…つまり…いらない娘じゃないやい!w

・シャルロット・デュノア 「一夏のえっちぃ…」
 私の大本命w まあ、当初は男の娘として登場したわけですが、こんなに可愛い子が男の娘なワケがない(?)ということで、実は女の子でしたというオチです(ひどいネタバレだw)。他のキャラが全員ツンデレ系なのに対し、シャルだけが素直系で甘え上手。こんな風に甘えられた日にゃあ、そりゃキュン死ですよw

・ラウラ・ボーデヴィッヒ 「お前は私の嫁にする」
 ドイツ軍に所属する転校生。軍人としての冷徹さ・威圧感を持ち、他人を見下すように振舞っていますが…途中から、ああこれは後のデレのためのフリなんだなと気付きました。そう、この方ツンとデレのギャップが激しすぎますw

・織斑 千冬(おりむら ちふゆ) 「自分を磨けよ、ガキ共」
 一夏の実姉で元最強のISパイロット。5人のヒロイン達も、この人の手にかかれば色んな意味で歯が立ちません。もちろん、一夏もこの姉には頭が上がりませんよ。



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