エウレカセブンAO
2012年 全24話


評価 55点

作品解説

 エウレカセブンAO 1 (初回限定版) [Blu-ray]
バンダイビジュアル (2012-06-22)
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西暦2025年沖縄―行方不明の母親を求めるアオはIFOのニルヴァーシュと偶然出会い、謎のモンスター・シークレットと戦うことになるのだった。


前作とも繋がりがある続編的な作品。
まあ、このシリーズ相変わらず話は分かりにくいのですが、そこは予想通りなのでとやかく言いません。ただ、前作は話が分かりにくいながらも面白かったのですが、今作は話が分かりにくいしつまらない(汗)。これが致命的でした。
前作はボーイミーツガールを前面で見せていたため、ストーリーの分かりにくさに関係なく盛り上がれるところは盛り上がったし、主人公・ヒロインの関係性の変化なんかも楽しめることができました。対して今作はストーリー以外の見所(特にキャラクター的なところ)が無いため、非常に取っ付き難いんですよね。今作の一番盛り上がったところが前作キャラが登場するところなんで、ほんと今作ならではの見所って少ないんだよなぁ…と感じました。
とりあえず、百歩譲ってストーリーはこれでいいとして、エウレカなんだからもう少し恋愛要素があってもいいのでは?と思いましたね。ヒロイン・ナル…作中ではどう見てもビッチでしたw けど、何処か中途半端なことをやっているんですよね。ビッチならもっとビッチらしく、ヒロインでいくならヒロインらしく、こいつの立ち位置をもう少しなんとかしてくれたら良くなっていたのかな?と思います。
そして、ヒロイン・フレア…少なくともナルよりはヒロインしていたと思うのですが、結局アオに対してどういう感情を持っていたのかいまいち分からない。前半、ガゼルに好意を抱いていたような描写がありましたが、そっちの感情にケリをつけているかどうか微妙なので、こいつもヒロインとするには何処か中途半端に見えるんですよね。
強いてこの作品のヒロインを言うなら…やっぱりエウレカかな?アオ君はいつもアンマアンマ言ってるマザコンだしw けど、主人公の母親がヒロインとか無いだろ…レントンがもっと早く出てきて、別時空に飛ばされたエウレカを救うという話だったらエウレカヒロインもありだけど、それはもうAOではないですからね。交響詩篇でやってくれって話だw
ということで、ヒロインらしいヒロインの不在が痛かったという印象です。ナルもフレアもやり方次第では良いヒロインになれる素材だったのになぁ〜。
最後に…大人になったレントンの声がホランドでスゲー違和感w



主な登場人物と名言(?)

・フカイ・アオ 「間違ったからって、無かったことにすればそれでいいってのかよ!」
 前作のヒロイン・エウレカの息子。10年前のスカブバーストで消息不明となった、母・エウレカを探しています。生まれ育った島では外人の子という偏見を受けながらも、幼馴染のナルや老医師のトシオに支えられながら成長していきましたが、シークレットの襲撃をきっかけにもう島にはいられないと考えてゲネラシオン・ブルに入ります。

・アラタ・ナル 「アオ、私がいないと駄目なんです!」
 アオの幼馴染。島ではアオの唯一の理解者であり、アオの髪が変色した後も彼の味方でいました。ただ…島でアオのことをじっと待っててくれてたらよかったのですが、ビッチ化してシャシャリ出てくるものだから印象悪いんですよ。

・フレア・ブラン 「あなた、アオの何なのよ!」
 チーム・パイドパイパー所属のIFOパイロット。ゲネラシオン・ブルの社長ブランの娘でもあります。ガゼルに興味を持っていますが、ガゼル自身はフレアにはまったく興味がない様子…。また、アオに対しても複雑な感情を持っているようです。

・エレナ・ピープルズ 「エレナ無双!…なぁーんて」
 チーム・パイドパイパー所属のIFOパイロット。二次元をこよなく愛し、楽天的かつ脳天気な言動が多いものの、時折情緒不安定な面も見せます。エウレカに敵対心を抱いており、何らかの謎を秘めているように見えますが…

・ガゼル 「俺はあんたには出来なかったことをする」
 運び屋・ガゼル商会のリーダー。アオとの出会いをきっかけに、ゲネラシオン・ブルで働くことになります。口先ばかり立派な親たちに嫌悪感を抱き、自分達の世代で沖縄の真の独立を成し遂げようという志を持つ様になります。

・トゥルース 「ようこそ、この間違った世界に」
 様々な容姿や性別に変化できる謎の人物。生身で軍隊相手に戦えるような戦闘力を持ち、アオたちを苦しめます。



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